2017年04月09日

ひるなかの流星

 昭和っぽい少女漫画のエピソードの連続と、登場人物の単純なキャラ設定に辟易としていたら、後半にひねったところを入れていて持ち直しました。永野芽郁は悪くはないけれど、ちょっと特長に欠ける気がします。

 作品情報 2017年日本映画 監督:新城毅彦 出演:永野芽郁、 三浦翔平、白濱亜嵐 上映時間:119分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと川崎 2017年劇場鑑賞63本目



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 【ストーリー】
 両親の海外赴任で田舎から東京に一人で引っ越しすることになった女子高生の与謝野すずめ(永野芽郁)は初めての大都会で迷子になり倒れてしまう。偶然彼女を助けて、叔父の諭吉(佐藤隆太)の店に連れてきてくれた獅子尾五月(三浦翔平)は、彼女のことを「チュンチュン」と呼んでからかった。

 翌日、転校先の高校に行ったすずめは、担任が五月で驚く。そして、慣れない学校に溶け込むよう配慮してくれる五月に恋心を抱いていく。一方、教室で隣の席のイケメン馬村大輝(白濱亜嵐)は女性アレルギーだった。彼は天真爛漫なすずめに惹かれていく。すずめの心は、恋する先生と、恋してくれる同級生の間で揺れ動く。

 【感想】
 前半は東京で迷子になって助けてくれた人が翌日担任とか、隣の席にクールなイケメンがいて、純真なすずめが彼の心を溶かすとか、少女漫画のテンプレが盛りだくさん。大輝に恋心を抱くライバル猫田ゆゆか(山本舞香)にいじわるされても、殴り合いして友情が生まれるなんて、何年前の作品かとびっくりしました。

 しかし、こうした王道の積み重ねが、後半になってうまい具合にきいてきます。現実では担任教師が一人の女子生徒にひいきばかりしていたら問題になるでしょうが、映画の世界なのでそんなに目くじらはたてなくても楽しめますし、すずめを中心とした人間関係は見ていてほほ笑ましい。

 時間の関係か、もう少し五月の心理を書き込んでも良かった気がしますが、三浦の軽妙な演技もあり、大きな傷にはなっていません。とはいえ、
すずめがあまりにもスキンシップが過剰だったりして、現実にこういう女子がいたら、ちょっと問題だという気は終盤まで思っていました。

 永野はメジャー映画では初主演。無難にこなしていますけれど、ライバル役の山本舞香に役柄があるとはいえ喰われていました。山本はうまくすれば桐谷美鈴のようになるのかなと今後が楽しみです。白濱もぎこちなさがあるとはいえ、役柄にはあっており、若手の掛け合いをみるならば、サクラダリセットよりこちらですね。
posted by 映画好きパパ at 07:38 | Comment(0) | TrackBack(2) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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