2017年05月06日

3月のライオン 後編

 人気将棋漫画原作の後編で、前編と比べると勝負場面よりも家族のほうにフォーカスが当たっており、悪くはないけれど手堅すぎる感じも。前編の感想はこちら

 作品情報 2017年日本映画 監督:大友啓史 出演:神木隆之介、有村架純、倉科カナ 上映時間:140分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2017年劇場鑑賞74本目 



にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
 【ストーリー】
 新人王に輝いた桐山零(神木隆之介)は名人の宗谷(加瀬亮)と記念対局を行い、善戦するが実力差はいかんともしがたかった。一方、零の育ての親の幸田(豊川悦司)は引きこもりの息子歩(萩原利久)とのトラブルでけがを負い、娘の香子(有村架純)も、大物棋士の後藤(伊藤英明)との不倫が続いており、零の心を苦しめた。

 さらにお世話になっている川本家の次女ひなた(清原果耶)は学校でいじめに遭い、そこへ3姉妹を捨てて出て行った父親の誠二郎(伊勢谷友介)が、再び一緒に暮らそうと持ちかけてくる。零はうさんくさい誠二郎と対決するが、ひなたが「それでもお父さんなの」とかばったことに動揺する。

 【感想】
 幸田家と川本家それぞれ問題が起こります。このうち川本家は、いじめとかつて三姉妹を捨てたやさぐれた父親の登場というアクシデントが相次ぎます。しかし、内容を詰め込みすぎて、一つ一つの描写が浅くなり、テンプレ的な描写になってしまったのが残念です。

 幸田家についても、将棋の強い零のせいで家庭が崩壊したという子ども世代の複雑な感情を、なんかいい話しで終わらしてしまった感じがありあり。前編のような子役の香子(原菜乃華)の活躍がみられなかったこともありますが、まとめにかかっているという感情がぴったりでしょうか。

 将棋についても現実世界で中学生の藤井四段という、零のような天才が現れているのを見ると、もっと描写に工夫ができなかったのかなという気がしてなりません。前編の勝負師たちの描写が、後編になると、家族の後に隠れてしまった気がします。

 とはいえ、神木、有村、川本三姉妹の長女あかり役の倉科カナをはじめ、若手演技陣のフレッシュさは堪能できます。また、伊勢谷と豊川のまったく異なるタイプの父親の存在をみると、同じ父親の僕としては考えさせられることがありました。だから、決して悪い作品ではないのですけどねえ。

 ラストのロケ地は山形の立石寺だそうだけど、いってみたいな−
posted by 映画好きパパ at 08:56 | Comment(0) | TrackBack(4) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/449631037

この記事へのトラックバック

3月のライオン 後編★★★・5
Excerpt: 羽海野チカの人気コミックを、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が、神木隆之介主演で実写映画化した2部作の後編。孤独な青年棋士が三姉妹との出会いを通して成長していく姿を描く。主人公を癒す三姉妹を倉科..
Weblog: パピとママ映画のblog
Tracked: 2017-05-06 16:44

3月のライオン 後編
Excerpt: 今年も獅子王戦トーナメントが始まった。 怪我で入院した義父・幸田は不戦敗し、義姉・香子と義弟・歩は将棋への夢を失い、幸田家は崩壊寸前だった。 零は将棋連盟の企画で、天才棋士・宗谷冬司と対戦することに。..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2017-05-06 21:26

3月のライオン 前編・後編 感想
Excerpt: またもお久しぶりの感想です 映画を見たのですが前後編だったため2作とも見終わった時点で書こうと思ってました ちなみに原作、アニメともに知っている人間です 原作は明確な区切りどころがなく、映画のシ..
Weblog: にきログ
Tracked: 2017-05-07 00:11

ショートレビュー「3月のライオン 前編/後編・・・・・評価額1650円」
Excerpt: 将棋だけ、じゃなかった。 幼くして事故で家族を亡くし、中学生の時にプロの棋士となった高校生、桐山零の葛藤と成長を描くリリカルな青春ストーリー。 原作もTVアニメも名作なので、必然的に期待のハー..
Weblog: ノラネコの呑んで観るシネマ
Tracked: 2017-05-09 21:56