2017年06月10日

ピーチ・ガール

 青春ラブコメだけど、どっちつかずというか、ちょっと珍妙な味わい。でも山本、永野の若手女優コンビを堪能できたからいいや。エンディングロールもお見逃しなく。

 作品情報 2017年日本映画 監督:神徳幸治 出演:山本美月、伊野尾慧、真剣佑 上映時間:116分 評価★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイプリンス品川 2017年劇場鑑賞94本目



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 【ストーリー】
 見た目がヤンキーぽく、校内一のビッチとうわさされる安達もも(山本美月)は実は純情乙女で、中学時代からさわやか硬派の東寺ヶ森一矢(真剣佑)に片思いを続けていた。一方、学校一のチャラくてモテ男・岡安浬(伊野尾慧)は、ももの意外な一面に触れ、猛アタック。

 浬のちょっかいをはねのけ、ようやく思いが一矢に届きそうになったもも。しかし、クラスメイトで一見清楚だけど、小悪魔女子の柏木沙絵(永野芽郁)は、ももの幸せをつぶそうと、あの手この手で邪悪な罠をしかけてくる。

 【感想】
 清楚さが人気の永野芽郁に腹黒女をやらせた意外性のあるキャストがツボに入りました。永野も白目をむいたり、自分の清楚さを計算尽くで演じたりと、思わぬ怪演が楽しめます。一方、山本もそろそろ女子高生役はきついように思えますが、あてがきのようなモモを楽しそうに演じています。モモの母親に菊池桃子を起用したのは、下手なしゃれかもしれませんが、菊池、山本の波長もあっていていい。ちょっと時代遅れかもしれないけど、壁ドン3連発とか、笑ってしまいました。

 ただ、後半になると沙絵の邪悪さが、ちょっとしゃれにならなくて、これじゃ小悪魔どころかサイコパスのようで、ひいてしまいました。そして、申し訳のように救いがあるのですが、もともとおまえが悪いのだろうと。

 また、恋に恋する年とはいえ、一矢と浬の間をふらふらするももの姿も、終盤はさすがにしんどくなりました。スイーツな恋愛映画とはいえ、「君に届け」とか「ヒロイン失格」とかと比べると、登場人物の動きがかなり同情できませんでした。

 男性2人も、いかにも少女漫画のキャラクターから抜け出ることができず、その点も不満。ただ、遊び心たっぷりのエンディングロールをみていると、細かいところまでうるさくいうおっさんの感想は野暮なようなきがして、脳天気にみているのが一番とも思ったりして。
posted by 映画好きパパ at 07:29 | Comment(0) | TrackBack(3) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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