2017年08月04日

ボン・ボヤージ〜家族旅行は大暴走

 最新鋭の自動車のシステムが壊れ、暴走車に閉じ込められた家族のドタバタコメディーだけど、今ひとつ爆発力に欠けるぬるい感じ。実際に猛スピードの運転で撮影したのはすごいと思うけれど、まあ、深夜にお気楽にみるタイプの作品かな

  作品情報 2016年フランス映画 監督:ニコラ・ブナム 出演:ジョゼ・ガルシア、アンドレ・デュソリエ、カロリーヌ・ヴィニョ 上映時間:91分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2017年劇場鑑賞129本目



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 【ストーリー】
 パリに住む整形外科医のトム(ジョゼ・ガルシア)は妻のジュリア(カロリーヌ・ヴィニョ)と幼い子供2人をつれて、最新鋭機器を搭載した自慢の新車で南仏のビーチにバカンスに出発するところだった。
そこへ、トムの父親でトラブル男のベン(アンドレ・デュソリエ)が現れ、バカンスに同行することになり、ジュリアは不機嫌に。

 女好きのベンは高速道路のサービスエリアで迷子の少女メロディ(シャルロット・ガブリ)をこっそりワンボックスカーの後部座席にかくして乗せてしまう。ベンとトムの態度にいらだったジュリアが、バカンスの中止を言い出したが、なんと、ブレーキがまったくきかない。時速160キロの猛スピードで暴走する車を止めようと必死になるトムたちだが…

 【感想】
 単純な暴走劇に、隠し事をもって冷えていた家族の再生や、機械文明への風刺といった裏テーマを乗せています。ただ、一番、盛り上がるはずの暴走シーンが今ひとつ。破壊シーンやはらはらどきどきが少ないのですよね。同様のスピードが出たまま止まれないというシチュエーションは「スピード」「新幹線大爆破」「アンストップバブル」あたりが思い出しますが、これらは途中で絶体絶命のピンチが何度も訪れたり、物を破壊したりしますが、本作ではその要素が少ない。

 また、対策にあたる高速警察隊のギャグが寒い。単に暴走車を追っかけているだけのシーンが終盤まで続きます。さらに、ドアを破壊された黄色いBMWが怒りのあまり追いかけてくるというのも引っ張るのだけど、これも、今ひとつ効果はありません。そのうえ、冒頭の出発の際のギャグは、何年前のギャグなのかという感じで、こちらも今ひとつ。ぬるーいコメディが延々と続きます。

 その間に、夫婦の浮気の問題とか家庭のトラブルが浮き上がってくるのですけど、ここも、子供を問題児にするとかすれば、より盛り上がった気がします。それでも、90分という短い時間もあり、完全にだれることなく、最後まで暴走車の行方を気にしながら見られました。

 しかし、これから先、自動運転が当たり前になったとき、いつこういう暴走が起こるかわからないというのは怖いですね。オチも秀逸で、アメリカ映画と違って、皮肉屋のフランス映画という感じはたっぷりと受けました。 
posted by 映画好きパパ at 07:53 | Comment(0) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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