2017年08月28日

ローサは密告された

フィリピンの貧しい商店主が麻薬の売買に手を出してしまい逮捕されるも、警察は腐敗しており…という、何ともくらい社会派映画。主人公たちには不幸が次々とかかるのだけど、麻薬に手を出したのは自業自得と思えてならず、子供たちがかわいそうでした。

 作品情報 2016年 フィリピン映画 監督:ブリランテ・メンドーサ 出演:ジャクリン・ホセ、フリオ・ディアス、アンディ・エイジェンマン 上映時間:110分 評価★★★(五段階) 観賞場所:シアターイメージフォーラム 2017年劇場鑑賞142本目



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 【ストーリー】
 フィリピンの貧困街で小さな商店を営むローサ(ジャクリン・ホセ)は夫のネストール(フリオ・ディアス)が麻薬常用者ということもあり、生活を支えるため麻薬を売っていた。ある日、警察の捜査チームが店に突入し、2人を逮捕する。

 警察署につれていかれた2人は、刑務所に入りたくなければ、賄賂をだすよう要求される。だが、日々の生活にやっとの2人はそんな大金は持っていない。麻薬の販売元を密告することを条件に賄賂は減額されたが、それでもお金は全然足りず、3人の子供たちは金集めに奔走する。

 【感想】
 フィリピンのスラムではありそうな話をドキュメンタリータッチの映像で撮られているのだけど、手持ちカメラの長回しが多い上、意味のない長回しが何回もあり、見ていて眠くなりました。それだけフィリピンの深刻な腐敗をしらせたかったのかもしれないけれど、かえって逆効果かも。

 また、警察の横暴はとんでもなく、賄賂を払えなかったり、反抗的な態度をとると殴る蹴るの暴行もまっています。これまた実際にフィリピン警察というのはそういうものかもしれませんが、一方で、ローサの方は、そもそも麻薬に手を出さなければよかったわけだし、警察の取り調べに対する返事や親戚へのやりとりをみていると、何も考えていなくていらいらしました。これまた普通のおばちゃんであるということを表したいのだろうけど、正直、これだけうざいと同情する気もおきません。

 一方、金策をする子供たちは悲惨なことばかり。これまた貧乏な家庭が急に大金を集めろといわれたらやむを得ないのかもしれないけど、それだけに親がしっかりしていればという気がしてなりません。ローサが嫌っている親戚に、子供が金を借りに行くシーンがあるのだけど、おそらく貧乏でまじめに暮らす代わりに、子供を進学できなかった親戚をローサは馬鹿にしていたのでしょうね。でも、子供を進学できたのは、麻薬の収入もあるわけだから、もっと周囲に気を遣えばいいのにと思って鳴りませんでした。あたられる子供たちは本当に可哀想。

 主演のジャクリン・ホセは、フィリピン人初となるカンヌの主演女優賞を受賞します。女優が演技しているというよりも、スラム街のあつかましいけど、ワルになるにはちょっと足りないおばちゃんがそのままいそうだから、受賞は納得です。しかし、それにしてもお金のことを真剣に考えないと、人生どこでだめになるかという教訓は得られるのではないでしょうか。
posted by 映画好きパパ at 06:48 | Comment(0) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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