2017年09月19日

散歩する侵略者

 黒澤清監督の新作ですが、ウルトラセブンか世にも奇妙な物語のロングバージョンという感じで、オチはまさかいまどきこんなのはないのだろうなと思ったものそのままだったので、すっこけました。

作品情報 2017年 日本映画 監督:黒澤清 出演:長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己 上映時間:129分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマみなとみらい 2017年劇場鑑賞160本目



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 【ストーリー】
 加瀬鳴海(長澤まさみ)は夫の真治(松田龍平)の様子が突然変になったことで薄気味悪くなる。過去の記憶がなくなったり、当たり前のことをしらなかったり。不審な行動をとる夫を問い詰めたところ、真治は自分が宇宙人であることを告げる。

 女子高生のあきら(恒松祐里)による一家殺人事件を取材にきた週刊誌記者の桜井(長谷川博己)は現場で妙に丁寧な言葉を使う青年・天野(高杉真宙)から自分のガイドになってほしいと頼まれる。天野もあきらも宇宙人が乗り移っており、地球でスムーズに動けるようガイドが必要だというのだ。半信半疑だった桜井は2人と行動をともにするが、宇宙人は地球侵略をたくらんでいることを知る。

 【感想】
 黒澤監督特有の淡々とした描写のなか、異変がどんどん進んでいくというのは、かつての「回路」とかを思い出しました。ただ、宇宙人の侵略というのがあまりにも手垢のついたテーマですし、そもそも、侵略って何しにきたのかよくわからない(笑)

 慣れ親しんだはずの家族が見知らぬものに変わったらどうなるかというのは、ホラー映画のひとつのテーマで、鳴海の行動も最初はリアルに夫が見知らぬものになったらこうなるだろうと思いつつも、後半になると、ちょっとわけがわかんなくなっていきます。まあ夫婦のありかたは多様なのでこういう夫婦がいてもおかしくないけれど、「新感染」のようなわかりやすさのほうが、個人的には好みです。

 また、こういう場合、宇宙人という荒唐無稽を描いているだけに、対応する日本政府とかの動きがそれなりにリアルに感じさせてくれればいいけれど、これも予算の関係か、ウルトラセブンチックにしかみえません。30年前の映画といっても信じちゃいそうでした。

 出演者は雰囲気ばっちりで主演の長澤はもちろん、松田龍平の不気味な感じは宇宙人といっても信じちゃいそうだし、長谷川のいかにもうさんくさそうな雑誌記者、政府の宇宙人対策責任者らしい笹野高史らが求められた演技をこなしています。シーンはわずかですが、小泉今日子、東出昌大といった有名どころもいかにもの役柄をしていますし。ただ、キャラクターとして見た場合、書割のような感じで、血の通った人間には見えなかったのですよね。個人的に最近の黒澤清監督作品は、なんとなく合わなくなっているな。
posted by 映画好きパパ at 06:49 | Comment(0) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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