作品情報 2016年日本映画 監督:安藤尋 出演:初音映莉子、高良健吾、草刈民代 上映時間:120分 評価★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北 2017年劇場鑑賞185本目
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【ストーリー】
茨城県のスーパーに勤める泰子(初音映莉子)は同僚の新太郎(黒田大輔)と婚約が決まったが、今ひとつ浮かなかった。幼い頃に亡き父(村上淳)が愛人の直子(草刈民代)を連れ込んだ上、捨てられたため、幸せな家庭というのがわからなかったのだ。
ある日、直子の息子の智(高良健吾)が突然現れ、泰子の家に転がり込む。幼い頃に半年だけ暮らして以来のことでとまどいを隠せない泰子。だが、直子とも再会したうえ、異父妹の亜里砂(藤井武美)の存在も知り…
【感想】
原作は角田房代で未読です。不完全な家庭に育った泰子が、結局のところ、不完全さから抜けられなかったということなんでしょうか。とにかく受け身で、いくら幼なじみといえども、婚約中に見知らぬ男を家に上げ、さっさと関係を持っちゃう時点で、ああ、メンヘラなんだなと思いました。
初音の不安定な表情もさることながら、高良のサイコパスのような、にこにこしながら婚約中の女に手を出してなんとも思わない役が高良にぴったりで、はまりすぎていて、関心がもてない。テレビドラマ「やすらぎの郷」ではハイソな役をしていた草刈が、汚れた女役というのは珍しかったけど、こちらも理解不能な行動をするばかり。
泰子と智のラブシーンも、「あゝ、荒野荒野」をみたばかりなので、ふーんですんじゃいました。初音の裸身はきれいでしたけどね。演出もねっとりした感じだし、最後までひきつけられず。終了後、本屋で原作を立ち読みしましたが、もちろん、原作と変わったシーンもあるので、結局、納得のいかないままでした。
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