2017年10月31日

バリー・シール/アメリカをはめた男

 予告編からすると、アメリカ政府から麻薬組織まで手玉にとるピカレスクロマンかと思いきや、アメリカ政府の闇ばかり感じさせられました。実話を元にしているというのが怖いですね。

  作品情報 2017年アメリカ映画 監督:ダグ・リーマン 出演:トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト・オルセン 上映時間:115分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2017年劇場鑑賞200本目




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 【ストーリー】
 1970年代末、大手航空会社TWAの最年少パイロットだったバリー・シール(トム・クルーズ)の腕を買い、CIA職員のシェイファー(ドーナル・グリーソン)がスカウトしてくる。中南米の反政府組織の基地を上空から写真撮影する危険な任務だったが、シールは難なくやり遂げる。

 そんなシールにコロンビアの麻薬組織の大物エスコバル(マウリシオ・メヒア)らが接触し、アメリカに帰る飛行機に麻薬を搭載するよう命じる。さらに、CIAからは銃器の密輸も頼まれ、瞬く間に大金持ちになり、妻のルーシー(サラ・ライト・オルセン)も大喜びだったのだが…

 【感想】
 つい20〜30年前のことですが、中南米に徹底介入するCIAは、共産主義を食い止めることを名目に麻薬の流入を黙認していました。今となってみれば共産主義より麻薬のほうがはるかにアメリカ社会に打撃をあたえているので皮肉なものです。

 CIAから国境警備の情報をもらったシールはやりたい放題。最初はびびっていても成功が続くとどんどん調子にのっていきます。このあたりは悪者だとわかっていても、軽快なBGMとともにトムの活躍は笑えて、みているこちらも楽しくなっていきます。

 一番笑えたのはお金はロンダリングしきれず、クローゼットにも庭の穴の中にもうなるほどあります。しかし、見かけは贅沢にみえても悪銭身につかずというか、分相応をわきまえろというのか、そのことが凋落のきっかけになるのは皮肉なものです。やはり大金を得たときは使い方に気をつけないと。
 後半になると、アメリカ政府の闇が、シールを包んでしまいます。いくら頭が切れるとはいえ、しょせんはパイロット。人間の愚かさはみにつまされます。ラストのいつ襲われるかわからないハラハラ感はダグ・リーマンらしい盛り上げ方でした。

 ただ、やはりどこかで見たようなストーリーで、時代背景もあるとはいえ古めかしさはいなめません。工夫はしているけれど、可もなく不可もなしといったレベルを超えませんでした。
posted by 映画好きパパ at 07:03 | Comment(0) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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