作品情報 2017年イギリス、ポーランド映画アニメ 監督:ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン 声の出演:山田孝之、イッセー緒形、三宅健太 上映時間:96分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ上野 2017年劇場鑑賞218本目
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【ストーリー】
天才的な画家フィンセント・ファン・ゴッホ(声・三宅健太)は生きている間はまったく絵が売れず、神経症にもかかってしまい、暮らしていたパリ郊外の農村で自殺をした。1年後、アルルの郵便局員ルーラン(イッセー・尾形)は息子のアルマン(山田孝之)に一通の手紙を託す。それはゴッホが最後に出した手紙だった。それを宛先でもあるゴッホの弟ヴィンセントに渡してほしいというのだ。
アルマンはヴィンセントを探しに、ゴッホが自殺した村を訪ねる。そして、村人たちにゴッホのことを聞くのだが、会う人ごとに証言が違い、自殺についても謎が深まるばかり。アルマンは村に滞在して、真相を探ろうとするのだが…
【感想】
ゴッホのことはほとんど知らなかったのですが、登場人物はゴッホの絵に描かれた人で、それと実際の俳優の動きとを組み合わせた油絵のアニメーションだということ。なにしろ125人の画家が62450枚もの絵を使ったというのですから、これまでみたことの無いような体験になったのは間違いないのですが、ゴッホに興味のある人だったら、死の直前の軌跡も含めて大変興味深いでしょうね。
でも僕はとにかく、こってりとしたアニメにおなかいっぱいという感じです。過去の回想シーンはモノクロになるのですが、そこと現在のカラーの部分の落差も結構あります。ポーランド資本がはいっているからか、非常に東欧のアーティスティックなアニメという印象をうけました。
ゴッホの謎も興味深かったのですが、やはりこういうのはヨーロッパ美術の知識がないと難しいです。ともあれ、今までに見た映画とはまったく毛色が変わっている部分は楽しめましたけど、結構みて疲れる作品でした。
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