2017年11月23日

セントラル・インテリジェンス

 単純なドンパチではなく、高校のヒエラルキーの逆転をいれたことで、ユーモアのなかにほろっと人生を考えさせる痛快アクション。ドウェイン・ジョンソンがまさかのいじめられっ子役には笑えました。

  作品情報 2016年アメリカ映画 監督:ローソン・マーシャル・サーバー 出演:ドウェイン・ジョンソン、ケヴィン・ハート、エイミー・ライアン 上映時間:107分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:新宿武蔵野館 2017年劇場鑑賞221本目



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 【ストーリー】
 1996年、セントラル高校ではデブのロビー(シオーネ・ケルピー)はひどいいじめにあっていた。卒業式で素っ裸にされたロビーに優しい言葉をかけたのは、生徒会長で文武両道の学園のヒーロー、カルヴィン(ケヴィン・ハート)だけだった。

 20年後、冴えない中年サラリーマンになっていたカルヴィンのもとに、ロビーから会いたいと連絡がはいる。卒業以来はじめて会ったロビー(ドウェイン・ジョンソン)は、ボブ・ストーンと名前を変えてすっかり筋肉ムキムキの大男になった。2人で痛飲してボブを自宅に泊めたカルヴィンだが、翌朝、パメラ(エイミー・ライアン)率いるCIAの捜査チームに急襲される。なんとボブはCIAの機密を奪った上、相棒だった捜査官フィル(アーロン・ポール)を殺害して、逃亡中だというのだ。困惑するカルヴィンに、ボブから連絡が入り、自分の無実を証明するため協力してほしいと頼まれる。

 【感想】
 高校時代は人生のピークだったカルヴィンと、人生のどん底だったボブ。20年後、高校時代の栄光が忘れられず、ぐちぐち愚痴っているカルヴィンと、悔しさをバネに毎日6時間のトレーニングでムキムキの筋肉になり、CIAの敏腕工作員になったボブは見事に人生を逆転しています。

 でも、カルヴィンだって、大企業の会計で良い家に住んでいるし、高校時代からの彼女マギー(ダニエル・ニコレット)と結婚できて、郊外の邸宅に住んでいるのだから、そう悪くはないはず。なまじ高校時代が輝いていると、そうしたこともわからなくなってしまうんですよね。幸不幸は気の持ちようといいますか。

 けれども、ボブにとっていじめられたなかでたった一人助けてくれたカルヴィンは、しょぼくれたおっさんになっても自分のヒーローなわけで、そのギャップがおかしい。さらに、敵スパイなら何人がかりでもやっつけてしまうのに、高校時代のいじめっ子トレヴァー(ジェイソン・ベイトマン)に再会したら、蛇ににらまれたカエルのように、当時のトラウマから何も反撃できなくなるというのも笑ってしまいました。ボブの決めぜりふはイジメは許さんというのもよく分かります。

 一方、平凡なサラリーマンのカルヴィンは、CIAの命がけの業務などまっぴらごめんで、敵に襲われているボブを見捨てて一人で逃げるは、パメラに協力してボブを逮捕させるは、通常のバディものと違って、ひどいことばかりします。でも、カルヴィンからすると、ほとんど忘れていた高校時代のいじめられっ子につきまとわれたうえ、CIA、警察、謎の組織から命がけで逃げなければならないのだから、仕方がないのかもしれないけれど。そのあたり、コメディアンの本領を発揮したケヴィン・ハートの話芸が炸裂して、嫌み無くみられます。

 脇役もわりと豪華で、トーマス・クレッチマンとかメリッサ・マッカーシーとかがちょい役ででています。ただ、キャストと役柄をみると、アクション映画ファンならだいたい黒幕の想像がついてしまいます。それでも、最後まで飽きずにみられたのは、ボブとカルヴィンの掛け合いと仲違いの間がうまいから。すかっと気軽に楽しみたいならお勧めの作品です。
posted by 映画好きパパ at 06:45 | Comment(0) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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