2017年12月26日

彼女が目覚めるその日まで

 若くして原因不明の難病にかかった女性が、家族や医師のサポートで助かるまでを描いた難病もの。日本だったらお涙頂戴にするでしょうが、淡々と描写しており、物足りないか、リアルとみるか。

 作品情報 2016年カナダ、アイルランド映画 監督:ジェラルド・バレット 出演:クロエ・グレース・モレッツ、トーマス・マン、リチャード・アーミティッジ 上映時間:89分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:角川シネマ有楽町 2017年劇場鑑賞244本目



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 【ストーリー】
 ニューヨーク・ポスト紙の新人記者、スザンナ(クロエ・グレース・モレッツ)は幸せの絶頂だった。恋人のスティーヴン(トーマス・マン)ができ、仕事も鬼編集長のリチャード(タイラー・ペリー)に認められ、重要なインタビューを任された。

 ところが、原因不明の体調不良に見舞われ、やがて激しいけいれんを起こして倒れてしまう。スザンナの父トム(リチャード・アーミティッジ)、母ローナ(キャリー=アン・モス)は医師に何度も検査を要求するが、原因はわからない。やがて精神病と診断され…

 【感想】 
 実話を元にしているそうで、だれかを悪役にできなかった分、淡々と描いたのかなあ。当初、医師に精神病と診断されたスザンナは、両親の必死の訴えもあり、さまざまな検査を繰り返し、やがて専門医と出会ったことから、脳の免疫に異常があったことが判明します。

 まず、どんどんおかしくなる娘を支えようとする両親の愛情がすごい。トムとローナは離婚していて、それぞれ別のパートナーがいるのですが、そこらへんはアメリカっぽくさばさばしているのか、治療にあたっては元夫婦が一緒になって支えます。自分の娘を信じて、とにかく病気を見つけようとする執念はなみたいていではありません。

 恋人のスティーヴンも、病気のせいでスザンナにひどいいわれ方をしたこともあったけど、両親同様、寝ずの看病を続けます。こういう献身的な親や恋人がいるだけで、たとえ病気で一時辛い目にあっても、人生は勝ち組ではないでしょうか。リチャードも悪口ばかりいっていますが、病気のスザンナを首にすることなく、復帰を見守ります。そして、医師もいい加減な診断でさじをなげるのでなく、最後まで真実を見つけようと努力します。やはり人というのはどれだけ周りに良い人がいるか、そしてなにより、明るく前向きで純粋なスザンナだから、周囲も応援しようと思ったのでしょうね。

 クロエ・グレース・モレッツも、もうキャリアウーマンの役をするというのは、キックアスのころから見ていた僕からすると感慨深い。最初の人生まさに輝いているというシーンから、病気の進行でどんどんうつろになっていくところまで、さすが芸歴は長いだけあります。

 ただ、彼女の病気が判明するまで、同じような症状で精神病院にいれられた人はいっぱいいたのでしょう。それは結構怖かった。また、邦画でも実話ベースの難病ものの「8年越しの花嫁」を同時期に上映しているので、比較してみたいなあ。
posted by 映画好きパパ at 07:09 | Comment(0) | 2017年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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