2018年01月04日

リベンジgirl

 新年一発目から外れを引いてしまったとがっくり。何がいいたいのかまったくわからないままでした。桐谷美鈴のファンが彼女を見に行くにはいいかもしれません。

 作品情報 2017年日本映画 監督:三木康一郎 出演:桐谷美玲、鈴木伸之、斉藤由貴 上映時間:110分 評価★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2018年劇場鑑賞1本目



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 【ストーリー】
 東大経済学部を主席で卒業し、ミスキャンパスにも選ばれた才色兼備の宝石美輝(桐谷美玲)は美貌を鼻にかけた超高飛車な女。そんな彼女が生まれて初めてつきあったのが、政治家の御曹司の斎藤裕雅(清原翔)だった。

 裕雅から大事な話があると告げられ、すっかりプロポーズされるのかと舞い上がった美輝。しかし、裕雅にとって庶民の美輝は遊び相手でしかなかった。手ひどく捨てられた美輝は、裕雅にリベンジしようと企む。政治家秘書の門脇(鈴木伸之)から、「総理大臣にでもなれば」と冗談交じりにいわれたことから、本気で総理になろうと決心。選挙参謀として著名な如月(斉藤由貴)のところに押しかけたことがきっかけで、門脇を秘書として立候補することになるのだが…

 【感想】
 選挙や政治を舞台にした喜劇ならいくらでも作れそうで、古くは「善人の条件」なんて選挙の裏舞台を描いた怪作もあったのだけど、これは政治ものとしても、喜劇としても、ラブストーリーとしてもどれも中途半端で意味不明でした。

 まず、美輝が東大首席卒業というのが、何ら役に立ってない設定がすごい。東大卒らしい知識をひけらかすのは、ピーマンの栄養成分とかどうでもいいトリビアばかり。さらに、タカビーでも、かわいげがあったり、周囲との突っ込みがあれば救われるのだけど。そういうシーンもすべて中途半端。同じ桐谷美鈴主演の「ヒロイン失格」をみれば、その部分の落差は激しかったです。

 総理大臣になりたいにしても、選挙の立候補するにしても具体的な公約がなにも無いというのもすごいのに、如月をはじめ、周囲が勝手に「噓をつかない今までにない政治家」とか持ち上げているのだから、こちらはしらけてしまう。まだ、フジテレビの「民衆の敵」の前半のほうがよかった。選挙戦もあぜんとしてしまい、観客と美輝はしっていても、映画の中の有権者はまったくしらないことなのに、全員で盛り上がっているのだから、あ然。

 コメディーとしても、くすりとできるようなところもなにもないし、ラブストーリーとしても、登場人物が心理描写がろくにないままくっついてしまって、切なさもときめきも皆無。唯一見所は、スクリーンいっぱいに桐谷美鈴の美しい顔が見られたことぐらいでしょうか。
posted by 映画好きパパ at 06:47 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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