2018年01月21日

オリエント急行殺人事件

 アガサ・クリスティーの名作を豪華キャストで映画化しました。豪華絢爛だけど、どこか中身が軽い。医師役が黒人なのは、昨今、はやりのポリティカルコレクトネスなのでしょうか。

 作品情報 2017年アメリカ映画 監督:ケネス・ブラナー 出演:ケネス・ブラナー、ペネロペ・クルス、ジョニー・デップ 上映時間:114分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズみゆき座 2018年劇場鑑賞12本目





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 【ストーリー】
 エルサレムで事件を解決した名探偵エルキュール・ポワロ(ケネス・ブラナー)はイスタンブール発イギリス行きのオリエント急行で、イギリスに戻ろうとしていた。車中、アメリカ人の富豪ラチェット(ジョニー・デップ)が、脅迫状を送られたので護衛になってほしいと頼むが、ラチェットが詐欺師であることを見抜いたポワロは断る。

 その晩、大雪で立ち往生した列車のなかで、ラチェットが殺される。だが、乗客たち(ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ウィレム・デフォーら)の証言は食い違い、さらに、証拠品も多すぎるほどみつかるのだが。

 【感想】
 過去に映画化もされたし、最近でも日本でドラマ化されました。犯人はだれかは有名なので、そこに至るまでの経緯を楽しめるかどうかです。まず、オリエント急行の旅はゴージャスで、異国情緒あふれるイスタンブール駅の出発シーンから、一挙につかまれました。もはや存在しないオリエント急行。今の価値にすればチケットは数百万円になるそうで、ああ、こういう豪華な世界にのればなあとしみじみ思えます。

 また、構図的にも印象的な場面があり、謎解きのときの最後の晩餐のような机に乗客・乗員が並んだシーンや、食堂車に座っている乗客一人一人をおいながらカメラが動くシーンなど、うっとりするほど見とれてしまいます。

 ただ、登場人物のキャラクターが、豪華スター共演なのだからしょうがないとはいえ、一人当たりにすると薄くなってしまいます。ジュディ・デンチとかセルゲイ・ポルーニンとか無駄遣いとしか思えない。さらに、犯行シーンを盛り上げようとしたのか、ポワロが銃で撃たれるとか、木造橋での追いかけっことか、無理に盛り上げようとするシーンも余計だったような。

 また、冒頭、エルサレムの事件をポワロが解決するのだけど、もののバランスがとれなければ気持ち悪いという本作のポワロの性格を出したいにしては、事件そのものがしょぼかったような。この部分を削って車内の描写をもっと濃密にすればよかったのにと思えてなりません。

 プラナーは主演と監督をやったかいもあり、自分の好きなポワロ像を作り上げていて楽しそうでした。豪華キャストのなかでは、ペネロペ・クルスとミシェル・ファイファーの年の割の色気にはびっくり。また、ジョニー・デップもこういう小汚い悪党の役もできるのかというのも驚きました。まあ、けちはつけたけど、眼の保養をかねて、こういうゴージャスな映画をみるのもまた一興でしょうね。
posted by 映画好きパパ at 07:08 | Comment(2) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私がよくお邪魔する映画ブログの方々は、
結構このストーリーを知らずに鑑賞した方が多かったのに驚きました。
ストーリーを知っている人が多いので、
ケネス・ブラナーはエンターテイメント性を高めた作品にしたと思いました。
Posted by 風子 at 2018年01月21日 11:50
欧米では超有名な作品だから結末をみんなしっているだけに
ブラナーは豪華絢爛にしたんでしょうね。
ただ、アクションが多いのは、今風に妥協しちゃった気がします。
Posted by 映画好きパパ at 2018年01月21日 20:05
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