2018年01月26日

戦狼 ウルフ・オブ・ウォー

 中国版ネイビーシールズ、「戦狼」出身の戦士レン・フォン主役のアクション映画。中国マンセーがいきすぎて、笑っちゃうところもありますが、市街地でのアクションとかは見応えがありました。

 作品情報 2017年中国映画 監督:ウー・ジン 出演:ウー・ジン、フランク・グリロ、セリーナ・ジェイド 上映時間:123分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2018年劇場鑑賞17本目



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 【ストーリー】
 中国の特殊部隊「戦狼」の戦士、レン・フォン(ウー・ジン)は、戦死した同僚の実家を襲っていた地上げ屋を殺したため、逮捕、収監された。その間に恋人で同僚だったシャオユン(ユー・ナン)がアフリカで暗殺されたことを知る。

 シャオユン暗殺の手がかりを追ってアフリカの某国にわたったフォンだが、現地で反政府軍のクーデターに巻き込まれる。暴虐な反政府軍は凶悪な傭兵組織のリーダー、ビッグ・ダディ(フランク・グリロ)に命じて、中国が某国に建設した病院や工場を襲わせた。中国大使から、現地の中国人の救出を頼まれたレン・フォンは、単身、凶悪な傭兵軍団に立ち向かう。

 【感想】
 ウー・ジンが監督、主演を務めるシリーズものの第2作ですが、前作は未見。3作目を作る気満々で、中国で歴史的なヒットしたのですから、次回作も作られるのでしょう。日本で劇場上映されるかはわかりませんが。そもそも、世界中で紛争に巻き込まれているアメリカと違って、中国軍は精鋭部隊といっても紛争に巻き込まれていないはずだけど、細かいことは気にせずに、ひたすらレン・フォンのアクションと中国マンセーを楽しめます。

 笑っちゃったのが、ストーリーを整理しやすくするためにか、モブはどんどん見殺しにしていること。たとえば、フォンは奥地の病院の中国人医師団を助けるよう依頼されますが、若い女医(セリーナ・ジェイド)と幼女を助けただけであとは見殺し。工場でも同様。当然、残りの人質は傭兵団に皆殺しになりますが、それで平然としています。ハリウッドものでこういう展開は珍しいのでは。

 また、敵が何発うっても当たらないというのはこの手の作品のお約束ですが、中国海軍のミサイルは都合良く敵だけ倒すとか、笑っちゃいました。アメリカを始め各国が避難するなか、中国だけ残って悪をやっつけるというストーリーも中国人にはうれしいのでしょう。極めつけはラストで、中国のパスポートがばんとうつって、中国人が海外で危険にあっても中国政府は全力で助けますという、国のPRがでています。でも、この映画をみたら、主人公周り以外のモブの中国人はバンバン殺されていたような気が(笑)

 ともあれ、市街地での内戦や戦車や軍艦まで登場するアクションシーンは、後日見た「ネイビーシールズ」よりはるかに手に汗握る場面の連続。レン・フォンに協力する共産党幹部のイケメン息子イーファン(ハンス・チャン)と、年寄りだけどベテラン軍人のホー(ウー・ガン)までが無敵なのはご愛敬ですが、アクションシーンが単調になるのを防いでくれました。中国マンセーを笑えるのだったら、単純にアクションを楽しめるのでは。
posted by 映画好きパパ at 07:19 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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