2018年01月29日

ジオストーム

 科学的、政治的には荒唐無稽なんだけど、災害映画としてみればど派手な作品で、そんな馬鹿なといいつつ、お気楽に見られます。予告篇をみて東京がもっと破壊されるかと思ったら、そんなにでてこなかった。

 作品情報 2017年アメリカ映画 監督:ディーン・デヴリン 出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アンディ・ガルシア 上映時間:109分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2018年劇場鑑賞20本目



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 【ストーリー】
 近未来、地球温暖化対策のため、世界各国は協力して世界中に気象コントロール衛星「ダッチボーイ」を配置し、宇宙ステーションから監視していた。だが、システムの設計者ジェイク(ジェラルド・バトラー)は宇宙ステーションバカぶりを発揮してアメリカ政府と喧嘩、弟で計画の責任者であるマックス(ジム・スタージェス)から首を言い渡される。

 数年後、突然、ダッチボーイが暴走し、リオデジャネイロの海は凍り付き、東京は雹に襲われ、香港は灼熱地獄に陥るなど、世界中に被害が及んだ。原因解明のため、再び宇宙ステーションにもどったジェイクは、これが人為的な陰謀であることに気づく。システムを緊急停止することができるのは、アメリカ大統領(アンディ・ガルシア)だけだった。だが、説得する時間はない。マックスと彼の恋人でシークレットサービスのサラ(アビー・コーニッシュ)は、大統領から緊急停止コードを奪うべく、行動を開始するのだが…

 【感想】
 実は弁護士で頭のいいはずなのに、これまでの役柄からマッチョなイメージが強いジェラルド・バトラー。彼が天才科学者役というだけで、突っ込みたい気分がうずうずします。さらに、兄弟の和解といった家族の物語、宇宙ステーションの現在の責任者であるドイツ人女性科学者のウーテ(アレクサンドラ・マリア・ララ)との戦友関係、そして、地上部のマックスとサラのラブラブぶりと奮闘ぶりなど、これまでかというアイテムをふんだんに盛り込みつつ、交通整理してあるのはすごい。

 さらに、SFXとアクションもど派手で、予告でもみられるリオデジャネイロの氷付けとかだけでなく、世界中が破滅的な状況に見舞われる映像はすごいし、ゼロ・グラビティさながら、宇宙空間でのアクションもふんだんにあります。ジェラルド・バトラーの筋肉だけでなく、ウーテ、マックス、サラたちがしっかり活躍するのもいい。黒幕もお約束だけど、最後までしっかり悪役しているし、本当にお気楽にみられるエンタメでした。

 この手のお約束の、犬を連れた少年がなぜか助かるとか、宇宙にいくマックスが幼い娘に「必ず帰ってくる」といって旅立つとか、そういうのもしっかり入っているのも、ここまでベタだといいかも。クライマックスでマックスは絶体絶命のピンチに陥りますが、思わず、無事に帰ってくるよう、心の中で応援していました。冷静に考えると、マックスの作ったシステムが甘かったから、世界中で何千万人も犠牲者がでているわけですけど。
 
 よくよくみると、ジェラルド・バトラーとジム・スタージェスはイギリス、アビー・コーニッシュはオーストラリア、アンディ・ガルシアはキューバ系、そしてもちろん、アレクサンドラ・マリア・ララはドイツと、俳優が国際色豊かというのも、国際宇宙ステーションが各国の知恵で作られたというだけあって、なぜか納得してしまいます。これがネイビーシールズとの違い。まあ、世界的に協力しているので、日本でも中国でも東洋人の科学者が活躍してくれればいいのにと思ったけど、そこまでは求めすぎでしょうかね。
posted by 映画好きパパ at 07:35 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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