2018年03月30日

ブラックパンサー

 主要キャストが黒人で、アメリカで社会現象的な大ヒットをしましたが、そういうコンテクストがない僕からすると中途半端な感じ。そもそも、いくら敵対勢力とはいえ、自国民を白人のCIAに攻撃させるのは、国王として失格でしょう。

 作品情報 2018年アメリカ映画 監督:ライアン・クーグラー 出演:チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ 上映時間:134分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2018年劇場鑑賞76本目 



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 【ストーリー】
 アフリカの奥地にあるワカンダ王国は、ヴィブラニウムという謎の鉱石により、欧米よりはるかに進んだ超文明を持っており、それを悪用されないため、事実上、鎖国をしていた。皇太子のティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は王国の平和を守るため、ブラックパンサーという特殊スーツを付け、日夜悪と戦っていた。

 父王の突然の死により、過酷な試練を乗り越え国王になったティ・チャラ。彼は10数年前にワカンダ王国を襲撃して、ヴィブラニウムを奪ったテロリスト、ユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)を捕まえるのが第一の任務だった。韓国にクロウが現れたことを知ったティ・チャラは、元恋人で王国の敏腕諜報員ナキア(ルピタ・ニョンゴ)と女性親衛隊長オコエ(ダナイ・グリラ)をつれて現地に行く。そこで、顔なじみのCIA工作員ロス(マーティン・フリーマン)の協力もあり、クロウを逮捕しようとしたが、謎の男キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)に邪魔される。彼こそは、ティ・チャラ同様に王位継承の資格を持ちながら、王国に恨みを持つ男だった…

 【感想】
 ライアン・クーグラーは「フルートベール駅で」で、アメリカの黒人差別問題を鋭く切り取ったこともあり、黒人主役の本作監督に抜擢されたのでしょう。ただ、アクションシーンの演出は今ひとつ。暗くてよく分からないのと、カット割りが平板なのが多く、クライマックスの合戦シーンも、バーフバリをみたあとだとしょぼく感じてしまいます。滝のシーンもアフリカでなくて南米のイグアスの滝だったというのもちょっと違和感。

 さらに、アメリカ映画だからしょうがないのかもしれないけど、やはりCIAが手助けするシーンは違和感を感じました。もちろんロスは個人的な友人として協力しているのだけど、それでもアメリカ政府の力を借りていることにはかわりないし、国王として説得するのでないというのはなあ。もっといえばブラック・パンサーが倒した敵って、白人よりアフリカ人のほうが多いのですよね。親衛隊が女性ばかりというのも、これまた最近の情勢で追い風をえたような気がします。

 とはいえ、これまで脇役でしかなかった黒人がメインキャストのほとんどを占めていますし、そもそも世界で一番進んだ文明がアフリカにあるというのは、現代でもまだ虐げられている人たちが多い黒人にとっては、喜ばしい作品だったのでしょう。音楽や伝統衣装、メーキャップ(口のなかに皿のようなものをいれている人がいたはびっくりした)は、これまで日本に入ってくるメジャー映画ではあまりなかったので興味深かった。

 また、敵役のキルモンガーが非常に魅力的。復讐を誓わざるをえない過去、冷酷な戦士、そして自分なりの方法で世界を救おうとする姿勢など、リーダーとしての資質はティ・チャラより上の気もしました。まあアメコミヒーローものなので、ファンが楽しめれば良いのではないでしょうか。
posted by 映画好きパパ at 07:32 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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