2018年05月09日

ワンダーストラック


 1927年と77年の2つの時代を交互に描いており、27年はサイレント、モノクロになっているなど雰囲気は満載です。ただ、抑えた描写が多くて、特に前半は平板に感じてしまいました。

 作品情報 2017年アメリカ映画 監督:トッド・ヘインズ 出演:オークス・フェグリー、ミリセント・シモンズ、ジュリアン・ムーア 上映時間:117分 評価★★★(五段階) 観賞場所:角川シネマ有楽町 2018年劇場鑑賞106本目




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 【ストーリー】
 1927年、耳が聞こえない少女ローズ(ミリセント・シモンズ)は両親が離婚し、学校にも行けずに、ニュージャージーで孤独な日々を送っていた。ある日、生き別れた母で大女優のリリアン(ジュリアン・ムーア)に会いに行こうと家出をして、ニューヨークへ向かう。

 1977年、ミネソタ州の湖畔の町に住む少年ベン(オークス・フェグリー)は母のエレイン(ミシェル・ウィリアムズ)を交通事故でなくしたうえ、自分も付近に落ちた雷のため、耳が聞こえなくなってしまう。シングルマザーのエレインは、ベンに父親の名前を明かさなかったが、残された「ワンダーストラック」という本を手がかりに、ニュー欲へ向かう。

 【感想】
 2つの時代の物語が交互に映し出され、いったいどういうふうに結びつくのか楽しみになりますが、思わせぶりに伏線ぽいシーンもどんどんスルーされ、あれ?という感じに。まあ、2人ともニューヨークで博物館に立ち寄り、そこで自分の人生を大きくかえる人に出会うというところは共通なのですが、もっと、ファンタジックな作品かと思っていました。ちなみに、この博物館は「ナイト・ミュージアム」の舞台であり、懐かしく思いました。

 ローズとベンの成長物語、冒険談かと思いきや、一筋縄ではいきません。ただ、耳が聞こえないなか、2人の目に映る世界は特別なもので、特に、つい最近失聴して手話もできないベンにとっては、コミュニケーション不全というのは怒りの対象になるわけです。ただ、ニューヨークで出会った同じ年頃の少年、ジェイミー(ジェイデン・マイケル)との交流で、年頃らしさを出してくれます。この少年の友情ストーリーは、心をうつものがありました。

 クライマックスは歴史的な出来事と、劇中で繰り返されることわざをうまく活用して、うまいなあとおもわされました。でも、淡々とした作りだったこともありますが、うーむ、だから何だろうというふうになってしまったのも事実。ここらへんは、こういう作風が好きかどうかでわかれるのでしょうね。

 1927年のシーンをモノクロ、サイレンスにしたおかげで、クラシックで当時の時代を想起させるうまい作りになっています。また、77年のシーンもファッション、自動車、音楽などがうまくはまっており、子役2人の芸達者ぶりもなかなかのものでした。
posted by 映画好きパパ at 06:59 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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