作品情報 2017年日本、韓国映画 監督:チョン・ジェウン 出演:中山美穂、キム・ジェウク、永瀬正敏 上映時間:112分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2018年劇場鑑賞113本目
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【ストーリー】
スランプ気味の女流作家、松村涼子(中山美穂)は、大学で小説講座の授業を受け持つことになる。その縁で韓国からの留学生、チャネ(キム・ジェウク)と知り合った涼子は、新作を口述筆記し、チャネにタイピングさせることにする。
何度も通ってくるチャネと涼子は、親子ほどの年の差にもかかわらず、次第に惹かれ合うようになる。だが、涼子は若年性アルツハイマーにかかっており、新作が最後の作品になってしまうのだ。そのことを知ったチャネは…
【感想】
韓国映画だから難病ものは得意なんだろうけど、序盤からアルツハイマーであることが明かされ、その部分で無理な泣かせはしません。ただ、時折おきる物忘れでトラブルが起きたり、怒りぽくなるところで症状が進行しているところをみせていきます。中山美穂は年をとってもきれいさは残っており、その一方で、自分の病状にイライラする描写はさすが。
一方、チャネはそんな涼子に振り回されつつも、彼女のことが好きになっていきます。ただ、実際問題、いくら中山美穂が美人でも、自分の母親ぐらいの年齢の、しかも病気の女性を好きになることってあるのかな。このへんはちょっとファンタジーなのかもしれません。
ストーリーはこういう設定だったら、こうなるだろうという予想の範囲を外れませんでした。全体的にフランス映画に近い雰囲気で、そこにひたればいいのだけど、キャラクター造形も想定内だし、途中で寝ちゃうかなと思ったら、やっぱり寝ちゃいました(笑)。
涼子が作家ということで、作品の場面になると真島秀和と澁谷麻美の劇中劇になります。これも妙に昭和っぽいと言うか、オリエンタル趣味の日本という感じ。また、新宿の都庁付近でロケがされていて、韓国の監督からみると、今の日本はこういうふうに見えるのかというのが結構新鮮でした。
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