2018年06月11日

マルクス・エンゲルス


 貧困やグローバル経済の暴走が社会問題になるなか、現代にも参考になるかと楽しみにしていたのですが、共産主義の歴史という感じで、当時の知識がないとさっぱりわからない。眠気との戦いでした。

 作品情報 2017年フランス、ドイツ、ベルギー映画 監督:ラウル・ペック 出演:アウグスト・ディール、シュテファン・コナルスケ、ヴィッキー・クリープス 上映時間:118分 評価★★(五段階) 観賞場所:岩波ホール 2018年劇場鑑賞129本目




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 【ストーリー】
 1840年代、プロイセン(ドイツ)の新聞社で働いていたカール・マルクスは、反政府的な記事がにらまれ、政府によって新聞社は廃刊させられ、パリへ移住する。妻のイェニー(ヴィッキー・クリープス)や幼い子供たちを抱えて生活は苦しかったが、マルクスの共産主義に関する研究、執筆は進んでいた。

 イギリスの工場主の息子フリードリッヒ・エンゲルス(シュテファン・コナルスケ)は労働者を抑圧する父親(ピーター・ベネディクト)に反発し、労働者運動の中心人物、メアリー・バーンズ(ハンナ・スティール)と恋仲に落ちる。メアリーの協力でロンドンの貧民街の論文を書いたエンゲルスはパリでマルクスと出会い、親友になる。そして友情をはぐくみながら、共産党の理論を打ち立てていく。

 【感想】
 今時マルクスの映画なんてだれが観るんだと思ったら、岩波ホールはほぼ満席。でも、僕以外はみんなシニア割引じゃないかと思うくらい年齢層が高く、若い頃学生運動の旗ふった人たちなんですかね。それだけならいいのだけど、上映中携帯は平気で鳴らすはべちゃべちゃうるさいは、こんなに環境が悪かったのは初めて。

 やっぱりなあ、と思ったのは映画の内容で、資本家という敵目指して大同団結すればいいのに、些細な理論の違いで内部で攻撃してばかり。そうして分裂しているから、資本家にはかなわないんだなと、今の日本の国会をみているようでしたし、自分勝手な観客が多かったのもそういうのを支えるシニア世代だからなのかなと思ってしまいました。

 ラウル・ペック監督は現代性をもたそうと、エンディングロールのとき、20世紀の重大ニュースの映像を流したりしましたが、ソ連の崩壊から20年近くたって、共産主義が生き残れなかったことをスルーしている時点でなんだかなあ。ヨーロッパの旧体制は共産党宣言を打して2年後に崩壊したとか字幕で書いてあったけど、それも第一次大戦でしょう。このへんの歴史改変もこの界隈では当たり前なのかも。

 エンゲルスがいいとこのお坊ちゃんで、メアリーと事実婚したりとか、イェニーが思想面でもカールを助けたりとか家族の関係はまったくしらなかったことも興味深かったのですが、思想面での討論とか、180年も前の話を延々されてもなあ。まあ、マルクスに関心があるひとだったらいいのではないでしょうか。
posted by 映画好きパパ at 07:13 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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