作品情報 2017年アメリカ映画 監督:スティーヴン・チョボスキー 出演:ジェイコブ・トレンブレイ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン 上映時間:113分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2018年劇場鑑賞139本目
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【ストーリー】
オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は生まれたときから難病のトリーチャー・コリンズ症候群で、顔面が変形して学校にいけなかった。しかし、10歳になり、母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)は父のネート(オーウェン・ウィルソン)を押し切り、オギーを新学期から学校に通わすことを決める。
トゥシュマン校長(マンディ・パティンキン)の計らいもあり、最初は露骨ないじめを受けなかったが、気味悪がったり、好奇心まるだしのクラスメートはオギーに近づこうとしなかった。やがて、学校を案内してくれたジャック(ノア・ジュープ)と仲良くなるが、クラスの中心人物ジュリアン(ブライス・ガイザー)たちはオギーへのいじめを始める。
【感想】
障害者を差別してはいけないというのはもちろんなんだけど、この映画のテーマとして、「暖かい心をもって接すること。間違ったことがあれば謝ればいい」というのを感じました。現実はこんなに甘くないでしょうけど、一人一人がワンダーの登場人物のように、欠陥はあるけど、少しでも良くなりたいと考え、他人を傷つけないようにすることのすばらしさが伝わってきます。
オギーから始まった章は、オギーばかり両親の注意がいってしまい、内心寂しい思いをしている姉のヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)、最初はオギーと親しくなったけど、あるできごとから喧嘩をしてしまったジャック、ヴィアの友人で高校進学後にハブるようになってしまったミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)のそれぞれが主人公になる章へと続きます。
単にオギーが可哀想ではなくて、嫉妬だったり、虚栄心だったり、人間だったらだれしも持つ負の感情や、やってしまったあとの後悔。オギーも含めて、物語のなかでみんな失敗して、それを乗り越えて成長していきます。観ているこちらもあるあると思いつつ、暖かい気持ちにさせてくれるのがとてもうれしい。
また、いじめをしなくても、かかわるのが面倒で遠巻きにするという多くのクラスメートばかりで、一緒にランチをとる生徒がおらず、オギーは傷つきます。そんななか、一人の少女サマー(ミリー・デイヴィス)が、周りの目を気にせずにオギーと一緒にご飯を食べようとします。こういう勇気がいかに大切なのか。こういう小さな勇気をクラスメイトは次々とだしていくことで、みんな変わっていきます。むしろ年長者や大人のほうが変わらないままで、子供にとって正しい方向に導いてくれる良い大人に巡り会えるかどうかが大きなカギだということも
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