2018年07月07日

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷

 実在するアメリカの謎の屋敷を舞台にしたホラー映画。脅かせ方が一昔前のホラーという感じで、夏休みのお化け屋敷っぽくてワクワクしました。名優ヘレン・ミランの存在感はさすがです。

 作品情報 2018年オーストラリア、アメリカ映画 監督:ピーター・スピエリッグ、マイケル・スピエリッグ 出演:ヘレン・ミレン、ジェイソン・クラーク、セーラ・スヌーク 上映時間:112分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2017年劇場鑑賞149本目
 


ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
 【ストーリー】
 ウィンチェスター銃でしられるウィンチェスター一族の当主サラ(ヘレン・ミレン)は夫と幼い娘の死を悲しみ、霊媒師に相談してサンノゼに広大な屋敷を建てて引っ越した。その屋敷は「ウィンチェスターハウス」と呼ばれ、24時間増築工事が続いており、7階建ての不思議な形となっていた。

 1906年、精神科医のエリック(ジェイソン・クラーク)はウィンチェスター社の取締役会から依頼され、サラの精神鑑定のためにウィンチェスターハウスを訪れる。サラは姪のマリオン(セーラ・スヌーク)とマリオンの息子ヘンリー(フィン・シクルーナ=オプレイ)、そして大勢の使用人、大工と暮らしていた。サラから増築工事は幽霊と関係があると打ち明けられたエリックは最初は一笑に付すが、やがて奇怪なできごとが次々に起き…

 【感想】

 出るぞでるぞ、でたー、出るぞでるぞ、違ったー。前半はこの2パターンが多用され、観ているこちらは、今度は本当のお化けか、今度は錯覚かとワクワクしながら待ち構えます。幽霊の造形がいかにもホラー映画っぽいところも、怖さよりも、見世物小屋的楽しさをくれます。さらに、幽霊は真っ昼間にでたり、外には大勢の大工がいるなかで出たりと、ちょっと普通のホラー映画と違う感覚が味わえます。

 エリックは妻の死もあり、薬物に頼っていました。そのため、幽霊がでても、本当の幽霊なのか、それともエリックの幻想なのかがなかなかわかりません。また、凜とした気品をみせるサラですが、オカルトに傾倒したこともあり、これまた普通の常識からすれば考えられないことを話します。本物のウィンチェスターハウスも行き止まりの階段とか迷路になりそうな不思議な建物で、サラが死ぬまで工事を進めていたのですから、実際のサラも幽霊の存在をしんじていたのでしょうね。
 
 ストーリー的には起承転結というかオチをつけようとしたために、こぢんまりしてしまったところはいなめません。それでも、わけのわからない造形の悪魔とかが出てくるよりも、時代背景も踏まえた幽霊たちの衣装は、作品そのものをちょっと格調高くしたきがします。また、銃社会のアメリカへの皮肉もよみとれます。

 人殺しの道具で財をなしたことへのサラの罪悪感、過去にとらわれてしまったエリックの苦悩、そして、マリオンとヘンリーの母子の愛情。それぞれが過不足なく物語にはまっており、とくにマリオンがヘンリーを守ろうとするシーンは、親の愛情の美しさを感じました。実際の出来事もうまく取り込んでおり、ホラーマニアからすれば食い足りないかもしれませんが、夏にお手軽なホラーをみるにはぴったりの作品でした。
posted by 映画好きパパ at 08:09 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。