2018年08月09日

インクレディブル・ファミリー(吹き替え版)

 2004年のヒット作「Mr.インクレディブル」の14年ぶりの続編。この間の世界の変化を反映してか、ヒーローが育児・家事と正義の戦いに揺れ動くという、例を見ないようなストーリーに。大人から子どもまで楽しめるエンタメに仕上がっています。

 作品情報 2018年アメリカ映画アニメ 監督:ブラッド・バード 出演:三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか 上映時間:117分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2018年劇場鑑賞180本目




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 【ストーリー】
 スーパーヒーローのバー一家。パパのボブは怪力の持ち主「Mr. インクレディブル」、ママのヘレン(声・黒木瞳)はゴム人間の「イラスティガール」、姉のヴァイオレット(綾瀬はるか)はバリアーを張ることができ、弟のダッシュ(山崎智史)は超高速移動が可能という特殊能力をもち、町の平和を守ってきた。だが、巨大ドリル車で町を襲うアンダーマイナーを捕まえようとしたが逃げられ、町の多くは破壊されてしまう。二次被害の多さにヒーロー活動を行うこと禁止され、政府の保護もなくなってしまい、一家は途方にくれる。

 だが、大金持ちでヒーローマニアのウィンストン(木下浩之)と妹のイヴリン(加藤有生子)が救いの手をさしのべる。ヒーローが活躍しているところを世間に知らしめて、もう一度ヒーロー活動を合法化させようとするのだ。喜んで協力するボブとヘレン。ところが、世界平和のためにヘレンが呼ばれた留守に、ボブは慣れない家事にてんてこまい。そのうえ、一家の赤ちゃんダッシュダッシュにも特殊能力があることがわかり……

 【感想】
 2004年目の1作目は、一家が協力して悪と戦うという多少目先を変えても、結局はよくあるアメコミという印象をいなめませんでした。しかし、今回、父親の家事育児の大変さを全面に打ち出すというジェンダー的効果がよくできています。

 前作は「Mr. インクレディブル」と主人公だったボブも、女性活躍の時代では、妻のヘレンに人気を奪われ、ウィンストンたちもヘレンを全面に押し出します。残されたボブは家事をしますが、ダッシュの算数の勉強は教えられず、恋に悩むヴァイオレットにも的外れなおせっかいばかりして怒られます。さらに、超強力な特殊能力をもつダッシュダッシュの育児は困難を極めます。仕事よりも家事、育児を完璧にこなすほうが大変という、世の女性の叫びをきちんとエンタメ化しています。

 一方、ヘレンのほうも、巨悪を捕まえたと思ったら、実は陰謀の前段階にしか過ぎないということで、ピンチに陥ります。ここでも、ボブはほとんど役立たず。むしろ子どもたちのほうが活躍したりして、本作では家父長的な父親に対しての突っ込みがいたるところにあります。もちろん、ボブ自身は悪気はないのですけれど、今の時代の家族はみんなで協力しなければという教訓をディズニーらしく伝えています。

 アクションシーンも、アメコミの伝統を踏まえつつ、工夫をこらしているさすがはディズニー。人が死ぬようなシーンもなく、ちょっとブラックだった前作に比べて、そこも今風に変化したかもしれません。家族の掛け合いも面白いし、前作に引き続いての起用の三浦、黒木、綾瀬といった主演俳優クラスも、アニメの世界をよくはまっています。

 ただ、トイストーリー3やズートピアのような、深い感動は得られず、ちょっといい話で終わっていることもいなめません。まあ、夏休みだから深く考えず、楽しく観られたので、満足できましたけどね。

posted by 映画好きパパ at 07:22 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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