2018年09月07日

チャーチル ノルマンディーの決断

 ゲーリー・オールドマン主演の「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」が記憶に新しいとこですが、本作はノルマンディー上陸作戦までの数日に絞っています。ダンケルクを描いたオールドマン作品と比較してみると面白いかも。個人的には本作は淡泊すぎました。

 作品情報 2017年イギリス映画 監督:ジョナサン・テプリツキー 出演:ブライアン・コックス、ミランダ・リチャードソン、ジョン・スラッテリー 上映時間:105分 評価★★★(五段階) 観賞場所:新宿武蔵野館 2018年劇場鑑賞201本目



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 【ストーリー】
 1944年6月、連合軍はパリ解放のため、フランス・ノルマンディー海岸への上陸作戦を準備していた。だが、第1次大戦のトルコ・ガリポリ上陸作戦に失敗したチャーチル(ブライアン・コックス)は今回も作戦が失敗するのではと恐れ、連合軍総司令官のアイゼンハウワー(ジョン・スラッテリー)、英国軍のモントゴメリー将軍(ジュリアン・ワダム)らに作戦中止を進言し、疎まれる。

 いよいよ、作戦の結構がせまるなか、周囲に当たり散らすチャーチルを妻のクレメインティーン(ミランダ・リチャードソン)や側近のスマッツ元帥(ヤン・スマッツ)は何とかなだめようとする。

 【感想】
 オールドマン版が割と外連味があって、見やすくなっているのに対して、本作は戦闘シーンもほとんどなく、チャーチル本人の人間性にあてた舞台のようなできになっており、どちらが好きかは人によりそう。僕はオールドマンのほうが素直に観られました。もっともオールドマン版は特殊メイクでそっくりにしていましたが、ブライアン・コックスはどちらかというと演技で似せる感じ。

 ノルマンディー上陸作戦について、チャーチルが消極的だと言うことも知らなかったし、南アフリカ首相でもあったスマッツ元帥の存在も知らなかったので、歴史の秘話としては楽しめました。ただ、チャーチルがガリポリで英国の若者が犠牲になったことにここまでこだわるのかなというのは若干違和感も感じます。それこそ、戦争をずっと指揮して非情な決断もあったろうに。

 また、チャーチル中心とは言え、秘書のギャレット(エラ・パーネル)のような若い女性も主要キャラクターに据えるというのは、いまふうの配慮しすぎという感じ。庶民代表であるギャレットをいれないと、階級社会のイギリスでは映画としてヒットしないのかと邪推してしまいました。クレメインティーンが芯のしっかりした強い女性というのもそうですしね。

 それにしても相次いでチャーチルの映画が作られるというのは、ブレクジットこのかた、英国社会が混迷し、強い政治家を求めるという象徴なんでしょうか。
posted by 映画好きパパ at 06:42 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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