2018年09月11日

オーケストラ・クラス

 挫折したバイオリニストが荒れた小学校のクラスでバイオリンを教えるうちに、児童ともども生きる喜びを取り戻すという話ですが、フランス映画らしく僕には薄味。同じような話だったらブラジル映画の「ストリート・オーケストラ」のほうが面白かった。

 作品情報 2017年フランス映画 監督:ラシド・アミ 出演:カド・メラッド、サミール・ゲスミ、アルフレッド・ルネリー 上映時間:102分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2018年劇場鑑賞203本目




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 【ストーリー】
 失職中のバイオリニスト、ダウド(カド・メラッド)は小学校の音楽教育プログラムで6年生にバイオリンを教えることになる。悪ガキそろいのクラスで、ほとんどの児童がバイオリンをさわったことがなく、弓でチャンバラをはじめるありさま。

 だが、ダウドは貧しいながらもバイオリンの才能を持つ少年アーノルド(アルフレッド・ルネリー)を見出し、クラス担任のブラヒミ(サミール・ゲスミ)とともに、子どもたちへ音楽の楽しさを教えていく。それはダウド自身も、忘れていた音楽への情熱を呼び覚ますこととなった。

 【感想】
 ダウドが挫折したというところが描き切れてなく、解説的な描写が嫌いなフランス映画とはいえ、これでは彼がなぜ小学校で教えるかというところが今ひとつ腑に落ちません。子どもに関する思いも、アーノルドは才能があったからかわいがるというところがわかりやすかったけど、その他の子どもへの思いが、最初の冷ややかな見方が、どのような心境の変化があったのかというところが、わかりにくかった。

 一方、子どもたちの描写は、特に主要キャラクターたちの心情は自然と入ってきます。現代のフランス映画らしいと思ったのは、白人児童は少数派。黒人、アラブ系、東洋人とバラエティにとんでおり、貧富の差、宗教の差といった背景が子どもの関係にも色濃く落ちていること。

 最初は悪ガキだらけだった子どもたちも、本当のワルはいなくて練習を積み重ねて音楽の美しさ、ひたむきに楽しむ大切さというものを体験して、どんどん成長していきます。最初はすぐに喧嘩したり切れたりしていた子どもたちが、一体となって演奏に向かう様子は洋の東西関係なく、教育って本当にすごいものだと実感しました。

 いかにもフランス映画らしいというのは、小学生なのに男女の付き合いについてのトークがあけすけで、両親との関係もふくめてざっくばらんに今のフランスを映し出していることが伝わってきます。小学生の親である僕にとって、むしろ、そっちのほうに関心がむいちゃいました。
posted by 映画好きパパ at 07:13 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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