2018年10月01日

響-HIBIKI-

 AKBとかあまり知らないので、平手友梨奈も本作で初めて知りました。演技は巧いとはいえないけど、本作の響役にはあっていましたね。久しぶりのアヤカ・ウィルソンもよかったし、最後まで楽しめました。

 作品情報 2018年日本映画 監督:月川翔 出演:平手友梨奈、北川景子、アヤカ・ウィルソン 上映時間:105分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2018年劇場鑑賞221本目 



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 【ストーリー】
 女子高生の鮎喰響(平手友梨奈)は天才的な小説を書く才能があった。高校の文芸部長で有名作家祖父江(吉田栄作)を父にもつ凛夏(アヤカ・ウィルソン)は彼女の才能に嫉妬しつつも、響と友情を深めていく。

 祖父江の担当である雑誌「木蓮」の編集者・花井(北川景子)が響の小説を読み、その才能に圧倒。木蓮新人賞を受賞した響は芥川賞と直木賞にダブルノミネートされる。だが、自分の思ったことをずけずけといい、暴力も辞さない響に、周囲は翻弄されていく。

 【感想】
 芥川賞と直木賞のダブルノミネートは昭和30年代にはありましたが、純文学と大衆小説の垣根が高くなった現在ではありえるのかな、という疑問はさておき、天才で孤高の道を歩む響だけでなく、凛夏や田中(柳楽優弥)、山本(小栗旬)ら、小説を書けるものの、響のような天分に恵まれなかったものたちの苦悩も描くことで、物語に深みを与えています。

 とくに凛夏は、有名作家を父にもち、そこそこの才能をもちながらも、自分が響には決してなれない絶望と、それを乗り越えて、響との友情をはぐくもうというこの年らしい純粋さが、アヤカ・ウィルソンの危うげな表情もあいまり、非常に印象的に残りました。

 さらに、響は売られたけんかだと思ったら、相手をぼこぼこにするけれど、その純粋さが、ぼこぼこにされたほうの、人生を前に進めるという構図も、少年漫画のライバルが仲間になるような展開を現実に置き換えた感じがあり、心地よかった。原作が漫画だということで、このへんのストーリーテリングはうまいですね。

 出版社の裏側やマスコミのいやらしさもちらちら見せつつ、響や凜夏らの青春、小説への重いというのをうまくちりばめて、基本的にはダークな雰囲気を漂わせており、「君の膵臓をたべたい」「センセイ君主」などの青春映画を手がけてきた月川翔監督としては移植のフィルモグラフィーといえましょう。

 平手友梨奈は映画初出演ですが、響役は彼女以外考えられない適役でした。今後、他の役で同じようなはまり役があるといいですよね。アヤカ・ウィルソンの好演もありましたが、北川景子が脇に回って、年上のお姉さん的存在になっているところも面白かったです。

posted by 映画好きパパ at 07:22 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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