2018年10月05日

 土屋太鳳と芳根京子が互いの容姿と女優のプライドをかけて激突し合うスリラー映画。これまでのイメージを覆す役柄を2人とも好演しました。

 作品情報 2018年日本映画 監督:佐藤祐市 出演:土屋太鳳、芳根京子、浅野忠信 上映時間:112分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2018年劇場鑑賞225本目



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 【ストーリー】
 大女優の母・淵透世(檀れい)を持ちながら、子どものころ、カッターで顔に傷をつけられ、醜いとさげすまれて、孤独に暮らしてきた累(芳根京子)。だが、母から形見として不思議な口紅をもらっていた。その口紅を塗ってキスをすると、相手と半日だけだが顔が入れ替わるというのだ。

 新進の女優・丹沢ニナ(土屋太鳳)はスランプに悩んでいた。気鋭の演出家、烏合(横山裕)の舞台オーディションが迫る中、このままでは落選してしまう。ニナのマネージャーの羽生田釿互(浅野忠信)は口紅の秘密をしっており、累にオーディションの時にニナと顔を変えるよう提案する。母親の血をうけつぎ天性の才能があることを見抜いたのだ。オーディションは見事合格するが、ニナの顔をもつ累は次第に演技に目覚めはじめる。一方、ニナはオーディション終了後は、累を切り捨てようとしたのだが…

 【感想】
 醜い累が絶世の美女の顔をもったらどうなるのか。歩けば通行人からもバカにされ、これまで人目を避けて生きていた彼女が、堂々と町をあるくどころか、舞台の上で大勢の人から喝采を浴びる快感に目覚め、生きることの喜びと強さを知る様子は、なんだかんだいって世の中では見た目重視だということもいえるし、同時に、卑屈になりすぎると醜い顔がさらに醜くなると言うことも表しているのでしょう。
 一方、美人であることにうぬぼれていて、世の中をなめていたニナは、天性の才能と美貌という二つの武器をもった累にどんどん追い詰められていきます。ニナの顔に戻って演技をしたら、烏合からダメだしをされてしまい、自分の才能のなさを突きつけられます。そして、周囲からは天才女優といわれて、実は中身を累に奪われていくうちに、どんどん転落をしていきます。

 ニナと累の対決となる終盤は、互いの生き残り、執念をかけた容赦のないものとなり、いったいどのように転んでいくのか、観ているこちらは最後までハラハラしながら楽しめました。それにしても、美というものはなんと恐ろしいのか、特に女性にとって美とは何なのか、男性にはわからない世界でした。

 土屋太鳳が絶世の美女役というのは、当初、違和感を感じましたが、次第になれていき、クライマックスのサロメの舞は、本当に美しかった。また、いつも人の良い役が多いだけに、高慢で人を人とも思わないニナ役は意外な気がしましたけど、こういう役もできるだと感心しました。芳根も普段の役柄とは違い、ダークヒロインを突き詰めていきゾクゾクします。役柄だけでなく、現実でもこれからの未来を担う若手女優の競演を今のうちに堪能できるのはラッキーでした。
posted by 映画好きパパ at 07:09 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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