2018年10月13日

コーヒーが冷めないうちに

 「アンナチュラル」でのりにのっている塚原あゆ子の映画初監督作品ということで事前の期待は高かったのですが、なんかBGMも含めて安易に泣かせにはしっていて、残念でした。テレビドラマ出身だからなのかなあ

 作品情報 2018年日本映画 監督:塚原あゆ子 出演:有村架純、健太郎、石田ゆり子 上映時間:117分 評価★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2018年劇場鑑賞232本目



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 【ストーリー】
 とある町の平凡な喫茶店「フニクリフニクラ」にはある秘密があった。特定の席でウエイトレスの数(有村架純)がいれたコーヒーを飲むと過去に戻れるのだ。ただし、店からでることはできないし、過去も変えられない。またコーヒーが冷めないうちに飲み干さないと、現代に戻れず、幽霊のような存在になってしまう。実際、その席は、普段、戻ってこれなかった女性(石田ゆり子)が占拠しており、彼女が席をたったときだけ他の利用者は使えるのだった。

 彼氏(林遣都)とやりなおしたい二美子(波瑠)、アルツハイマーの妻(薬師丸ひろ子)からうけとれなかった手紙の内容を知りたい康徳(松重豊)など、この席を利用したい客が、きょうも店を訪れていた。

 【感想】
 4回泣けますというキャッチフレーズで、4つのエピソードがあるのだけど、彼氏と別れたとかいう話でどうやって泣けるのだろうと思ってしまいました。ちょうど、波瑠はドラマ「サバイバル・ウェディング」で似たような悩みでグジグジしているのをみたばっかりだし。

 それ以外の3つのエピソードも既視感があるし、論理的に無理もあるのだけど、さあ泣けといわんばかりに音楽を流して、むしろひいてしまいました。まあ、僕のような冷めた心ではなくて、感受性豊かな人がみれば泣けるのでしょうけど。

 脚本もベテランの奥寺佐渡子で、泣かせるヒューマンドラマが得意な人なのに、ちょっともりすぎちゃった感じでしょうか。タイムスリップものとしても、論理的によく分からない点があり、過去は変えられないけど過去からみた未来は変えられるのなら意味がないじゃんとつっこみたくなりました。クリスマスイブってだれがしっていたのかなとかずっと謎だし。

 それでも若手からベテランまで芸達者でそろえた手堅い演技がみられ、吉田羊などは悪のりしているなか、伊藤健太郎のフレッシュな演技が、作品の味わいを深くしてくれます。まあ、個人的には小さな飲食店で分煙していないところは苦手で、フニクリフニクラが実在しても行く気が起きないので、評価が厳しくなったのかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 07:18 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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