2018年10月14日

クワイエット・プレイス

 全米ナンバーワンヒットのホラーという評判で楽しみにしていましたが、正体を見たら枯れ尾花。クリーチャーがでてきたところで、かえって怖さが薄れてしまいました。クリーチャーとの対決は楽しめましたけどね。

  作品情報 2018年アメリカ映画 監督:ジョン・クラシンスキー 出演:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ 上映時間:90分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2018年劇場鑑賞233本目




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 【ストーリー】
 謎のクリーチャーに襲われ、文明が崩壊した近未来のアメリカ。リー(エミリー・ブラント)、エブリン(ジョン・クラシンスキー)夫婦に子ども3人をつれたアボット一家は逃避行を続けていた。怪物は音に異様に反応し、音を立てることは即、死につながり、5人は音をたてないよう細心の注意を払っていた。

 だが、末っ子のビュー(ケード・ウッドワード)は、おもちゃの音を立ててしまったため怪物に襲われてしまう。弟におもちゃを渡した姉のリーガン(ミリセント・シモンズ)は聾者で、おもちゃが音をでることに気づかなかったのだ。郊外の農場にすみついたアボット一家は、音を立てないようにして暮らしていた。だが、リーが妊娠して、いよいよ赤ちゃんが生まれることになり…

 【感想】
 基本的に音をたててはいけないので、もっと静かな物語にしたほうが、アクセントがついていいのではと思ったのですが、BGMがとにかくうるさい。確かにホラーではBGMは重要な役割をするのですが、本作の場合、怪物の正体が分からない前だったらBGMの役割があったけど、いかにもハリウッド映画的なクリーチャーの造形がでたあとでは、BGMはちょっと邪魔としか思えませんでした。

 アメリカでヒットしたのは、家族が団結して外部の脅威に立ちはだかるということなのでしょう。特に序盤で一番幼いビューが犠牲になってしまったことで、ハリウッド映画的な家族全員助かってハッピーという単純な話ではないことを観客に教えます。それによって、いったいいつだれが犠牲になるのか、あるいは妊娠中の妻や子どもたちを、父親がどうやって助けるかというのは最後までドキドキです。

 アメリカ的なのは、聾者であるリーガンが、弟を失った自責もあり、まだティーンなのに自分だけでなく家族を守ろうと必死になること。むしろ、リーガンの弟のマーカス(ノア・ジュープ)のほうが、臆病なところがあり、これも最近のジェンダーにそった役割なのかと思いました。クライマックスでのクリーチャーの対決では、それぞれが役割をいろいろ果たし、自立が求められるアメリカで人気なのはむべなるかなといったところ。

 エミリー・ブラントとジョン・クラシンスキーは実生活でも夫婦ですし、クラシンスキーが監督だけでなく、共同脚本もしていることから、あてがきもしくは自分たちの理想の夫婦像だったのかなと思ってしまいます。また、ミリセント・シモンズも実際に聾者で、耳が聞こえない中、クリーチャーに襲われたらどうなるかという演技は、だれよりもリアル。予告篇にあったテレビニュースもなく、ひたすら家族だけにスポットをあてた作品だったので、配役もとても重要だったことがうかがえました。
posted by 映画好きパパ at 07:23 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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