2018年10月14日

かごの中の瞳

 失明した妻が、目がみえるようになって夫との関係がかわっていくというサスペンスですが、非常にゆっくりとしたペースの前半に、映画に入り込めず、後半も登場人物の心理にだれも理解できず、なんだかなあという感じでした。

  作品情報 2016年アメリカ映画 監督:マーク・フォースター 出演:ブレイク・ライヴリー、ジェイソン・クラーク、ダニー・ヒューストン 上映時間:109分 評価★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2018年劇場鑑賞234本目



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 【ストーリー】
 幼い頃に事故で失明したジーナ(ブレイク・ライヴリー)はビジネスマンの夫ジェームズ(ジェイソン・クラーク)の仕事の関係でバンコクに暮らしている。異国で頼る相手がほかにいないジーナを、ジェームズは優しく支えるのだった。

 ヒューズ医師(ダニー・ヒューストン)の手術が成功し、片目だけは見えるようになったジーナ。最初は初めて見る世界に戸惑いを覚えるが、だんだん、自分の足で歩き始める。だが、ジェームズは他の男と仲良く放すようになったジーナに次第に嫉妬するようになり…

 【感想】
 同じようなテーマだと古くはチャップリンの街の灯があるし、1998年の日本テレビの傑作ドラマ「世紀末の詩」で、やはり目が見えるようになった女性が、それまで支えてくれた男性とのかかわりが変わっていくという話があり、そちらはすごい心をうったのに、本作は夫婦それぞれのエゴと愚かさが全面にでていて、さらにアメリカ映画らしいというか、心よりも肉欲のほうが優先されているのがいまいち合いませんでした。

 まあ、ジーナはあきらかに美女なのに、ちょっと冴えないおっさんを夫にしているのは、目が見えないから、ジェームスを頼らざるをえなかったということがあるし、そんな彼女を支えたというのは、やさしさもあるのだろうけれど、後の彼の行動をみると、容姿の自信のなさが全面にでちゃうように、変な優越感、支配感もあったのでしょう。一方、ジーナのほうも、目が見えて自由に行動できるぶん、そういう束縛が嫌になるのは自然の流れかもしれませんが、それでも、双方ともエゴだけで相手を思いやるようにみえないのが残念でした。

 タイという異国情緒の地を舞台にしているうえに、ブレイク・ライヴリーの美しさもよくはえています。夫婦の夜の場面では、体当たりのシーンもあって、正直、びっくりしました。また、目が見えない状態を観客に想像させる霞がかった映像の使い方もうまく、さすがはベテランマーク・フォースター監督と思わせる部分もありました。

 しかし、予告編で想像している以上のものはなく、フォースター監督もそれを意識してか、ラストはひねっているのですが、それも結局こうなるだろうの範疇にとどまっていました。
夫婦というか男と女の嫌な部分をみせてくれるので、その手の話が好きなひとにはいいかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 16:39 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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