作品情報 2018年日本映画 監督:三木聡 出演:阿部サダヲ、吉岡里帆、千葉雄大 上映時間:106分 評価★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2018年劇場鑑賞248本目
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【ストーリー】
爆音で歌い上げる人気ロックミュージシャンのシン(阿部サダヲ)は、長年の声帯ドーピングのつけで、のどが崩壊寸前になっていた。一方、吉祥寺でストリートミュージシャンをしているふうか(吉岡里帆)は、声が小さすぎて、何を歌っているかわからないほど。
のどから大量の出血がでて、ライブ会場を逃げ出したシンはふうかと出会い、彼女にロック魂を注入しようとする。一方、行方不明になったシンを探すため、事務所社長(田中哲司)とレコード会社担当の坂口(千葉雄大)は血眼になるのだが…
【感想】
冒頭、シンのライブシーンからあれ?自分とはあわないと思うシーンが続出。例えば、シンが流血してファンが逃げ惑うのだけど、こういうアナーキーなバンドだったら、むしろ演出かと思って喜ぶのではないかと。一方、ふうかのほうも、設定では小声となっているけど、それほど極端ではないので、マイクつかえばいいんじゃない?と突っ込みたくなります。
中盤、三木監督作品で常連のふせえりや岩松了がでてきて、シュールなギャグをかましていきます。吉岡も体をはって、ずっこけたりしてくれるのですが、それがむしろ痛々しい。千葉の裸シーンが唐突にでてきたりとか、意味不明なシーンもしばしば。どんなときもハイテンションな阿部はいつも通りですが。
クライマックスは韓国が舞台になるのですが、予算の関係で国内でロケしているのはまだしも、日本人俳優が韓国人役でいろいろしているのもちょっとわからない。それやこれや、頭に疑問符をいだかせ、かといってノリにもついていけず、かなり苦手な作品でした。
三木監督は「亀は意外と速く泳ぐ」とかドラマの「時効警察」のころは、ノリの波長があったのだけど、今回は厳しかった。吉岡のファンならみて損はないかもしれません。
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