作品情報 2018年韓国映画 監督:キム・ヨンワン 出演:マ・ドンソク、クォン・ユル、ハン・イェリ 上映時間:108分 評価★★★(五段階) 観賞場所:チネチッタ川崎 2018年劇場鑑賞253本目
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【ストーリー】
アメリカでアームレスリングの元州チャンピオンだが八百長の濡れ衣を着せられ業界を追放され、今は用心棒をしているマーク(マ・ドンソク)。彼は、幼い頃韓国からアメリカに養子に出されて、それ以来韓国に戻ったことはなかった。
そこへ彼を兄貴分とおだてるジンギ(クォン・ユル)が現れ、韓国のアームレスリング大会に出場して優勝しようとマークにささやく。生き別れの母と会いたかったマークは韓国にいき、そこで妹のスジン(ハン・イェリ)から母親はすでになくなったと聞かされる。スジンと彼女の幼い2人の子どもは借金に苦しんでいた。その金貸しが、マークの大会スポンサーであるユ社長(ヤン・ヒョンミン)であることを知り…
【感想】
つまらなくはないけれど、韓国のエンタメ映画だったらもっとギトギトコッテリを期待してしまうだけに、ちょっと肩すかし。アームレスリング選手のむきむきぶりは分かるけれど、やはり競技の華としては、格闘技なんかにくらべると地味ですし。
さらに、ライバル選手も、上映時間が短いためか、あまり強さというものが感じられません。これも格闘技のように大技をかけられるのならわかりやすいけれど、アームレスリングだとなかなか映像的にも難しかったのかもしれません。
その分、スジンや小さい子どもたちとマークの関係をいれているのは韓国映画らしく、おませな妹のジュニ(オク・イェリン)が、マークと年の差を超えた友情を結ぶというのは、この手の映画の常套。それをわかったうえで見ていると、ほほえましくなります。その家族部分も変化球をまぶしているので、ああ、こうくるかという感じ。借金取りとのいざこざも、これまたコメディチック。
有名どころは、マ・ドンソクだけですが、それだけに彼の強さ、ユーモアたっぷりの演技が満喫できます。残虐なシーンもエロもないし、悪いやつはぎゃふんとなるので、お気楽に見られる作品だといえましょう。
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