TOHOシネマズはここ何か月か上映前、ずっとグリンチの制作会社イルミネーションでグリンチが作られる課程を紹介していたので、どんな作品か楽しみにしていました。悪くはないけれど、もう一ひねりほしかったかな。吹き替えの大泉洋はぴったりでした。
作品情報 2018年アメリカ映画アニメ 監督:ヤーロウ・チェイニー、スコット・モシャー 声の出演(日本語版):大泉洋、横溝菜帆、杏 上映時間:86分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TジョイPRINCE品川 2018年劇場鑑賞312本目
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【ストーリー】
世界一、クリスマスを楽しむフーの村。だが、北の山の洞窟に住む緑のモンスター、グリンチ(声・大泉洋)はクリスマスが大嫌いだった。孤児院で孤独に育った彼は、人のやさしさや暖かさが偽善に感じられたのだ。グリンチは、サンタクロースに化けて、フーの村からツリーやプレゼントを全部盗み出すことを計画する。
一方、フーの村の少女、シンディ・ルー(横溝菜帆)はサンタクロースにあって大事なことを直接頼みたいと思っていた。母親のドナ(杏)が家事と仕事にてんてこ舞いなので、少しでも楽にしてほしいというのが、願いだった。しかし、サンタは寝ている間にきてしまう。シンディ・ルーはサンタを捕まえる作戦をたて…
【感想】
グリンチは英米では人気の童話キャラクターで、2000年にはジム・キャリー主演で実写化されていますが、僕は本作をみるまでしりませんでした。内容はクリスマスらしい、孤独で意地悪な主人公が、純真な子供や村人とふれあうことで、心の暖かさを取り戻すというもの。
アニメは非常に凝っており、グリンチが愛犬マックスと住む洞窟では、ピタゴラスイッチさながら、いろいろ家事がオートメーション化されてますし、ドナの家事もテンポ良く、いかにもアニメぽく楽しめます。また、雪上の追いかけっこをはじめ、一面の銀世界をしっかりと映し出しているのをみると、手間暇のかけかたがはんぱじゃないということがわかります。
吹き替えは大泉、杏をはじめ芸能人主体ですが、これも物語の雰囲気によく溶け込んでいて、小さい子供でも楽しめるでしょう。マックスやトナカイのフレッドといった動物キャラも、おとぼけだけどグリンチに懐いているし、真の悪人がでてきません。
シンディ・ルーも母親思いて、冒険心満載というほめどころ満載の良い子になっています。
ただ、グリンチが改心する場面が大人からすると、ちょっと弱いかな。まあ、幼い子供でも分からせようとしているからしょうがないかもしれませんけど。大泉の演技力でもっていますけど、英語版でみたらどんな感想になったのか、という気もしました。
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