2018年12月23日

春待つ僕ら

 バスケと友情、恋愛をテーマにした少女漫画原作の作品なんですが、あまりにもご都合主義というか、未だに邦画はこういう作品かと実感させられました。土屋太鳳は累が良かっただけに、また少女漫画ラブコメかとちょっとがっかり。


 作品情報 2018年日本映画 監督:平川雄一朗 出演:土屋太鳳、北村匠海、小関裕太 上映時間:109分 評価★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2018年劇場鑑賞314本目




ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
 【ストーリー】
 生まれつき引っ込み思案の春野美月(土屋太鳳)は、高校でもひとりぼっち。だが、同級生でバスケ部の朝倉永久(北村匠海)らバスケ部のイケメン四天王(磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友)がバイト先の喫茶店に来てくれたことから仲良くなる。バスケ部の熱烈な追っ掛け、レイナ(佐生雪)とも友人になれた。

 インターハイ予選の日、美月はライバル校のエースでマスコミからも注目されている神山亜哉(小関裕太)に声をかけられる。なんと亜哉は幼なじみで、しかも当時は長髪だったためお姉ちゃんだと勘違いしていたのだ。美月にアプローチを掛ける亜哉をみて、永久は胸がざわめく。そう、永久も美月のことが好きだったのだ…

 【感想】
 青春恋愛映画は好きなジャンルで、冴えないヒロインがもてもてになるというパターンはいくつももみていますが、本作で一番びっくりしたのが、永久がなぜ美月を好きになったのかという理由が一度も描かれていないのです。当初の美月はひっこみ思案だけでなく、かまってちゃんで、端から見ていて非常にイライラさせる存在。土屋の演技もあいまり、本当にだめだめでした。それなのに、永久は彼女のことを好きになる。幼なじみのライバルという設定の亜哉のほうが、ちゃんと好きな理由があるわけですから。

 もちろん、一目惚れとか恋に理屈がないというのがあるにせよ、そもそも、最初のシーンからそういう描写がないし、女に不自由のないはずのにね。まあ、体つきに惚れたといのなら、男としてしょうがありませんが、そういうがっついたそぶりもない、健全な映画ですし。

 また、バスケは5人でやるのに、なぜか4人しかクローズアップされない。残った1人はエキストラ的な扱いであり、それでチームワークだのいわれても、あれ?女といちゃいちゃしてるんだったら、5人目と一緒に練習したほうがいいんじゃねえ?と突っ込みたくなりました。

 男性陣はフレッシュな若手をそろえていますが、北村は「勝手にふるえてろ」、磯村はテレビドラマの「今日から俺は!」で鮮烈な印象を残したのに、ここでは記号的なイケメンにすぎなかった。佐生と、バイトの先輩役の泉里香が美人だったので、目の保養になりましたが。一番良かったのはエンディングソングで、土屋と北村がTAOTAKとして歌ってますけど、透明な歌声が本職の歌手になれるかもとおもわせるほど、雰囲気ぴったり。PVは期間限定公開なので楽しんでみています。

posted by 映画好きパパ at 09:09 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。