2018年12月27日

マイ・サンシャイン

 1991年のロス暴動をハル・ベリー、ダニエル・クレイグという2大スター共演で描いた作品。黒人差別とか韓国系との対立とか、現地の空気がわからないと、ちょっととっちらかっている印象を受けてしまいました。

 作品情報 2017年フランス、ベルギー映画 監督:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン 出演:ハル・ベリー、ダニエル・クレイグ、ラマー・ジョンソン 上映時間:87分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2018年劇場鑑賞318本目



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 【ストーリー】
 1991年、韓国系の商店主に万引きを疑われた黒人の少女が射殺されたうえ、白人警察官が、スピード違反をした黒人男性に集団暴行する事件が起き、ロス市内は緊張が高まっていた。

 様々な事情で親と暮らせない子供達を育て居るミリー(ハル・ベリー)は、隣のアパートの住人、オビー(ダニエル・クレイグ)と口げんかの毎日。だが、心根の優しいオビーは、迷子になった黒人の幼児を保護するなどしていた。子供達のまとめやくで真面目な高校生のジェシー(ラマー・ジョンソン)は、片思いしている同級生のニコール(レイチェル・ヒルソン)らの言動が日に日に荒れていることに不安を覚えていた。やがて、暴行を加えた白人警察官が無罪となり、黒人達の抗議から暴動が始まって…

 【感想】
 善良なごく普通の人たちが、暴動に巻き込まれたときにどうするのか。トルコ系のデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督は、サスペンスを盛り上げようとしないで、淡々とした描写で疑似家族がそれぞれ、そのときに何をしているかを映し出していきます。

 007でもキャットウーマンでもない、普通の役を演じているため、ミリーもオビーも暴動に流されるがまま。それでも、巻き込まれた子供達を助け出そうと、必死になります。それにしても、今でも続いているアメリカの黒人差別がちょっとやそっとで収まらないことがよく分かります。暴動の場合、黒人が一方的な被害者ではなく、略奪など喜んでしているから、正義などなく、混沌があるだけ。アメリカ社会の暗部が描かれています。

 その一方で、親の居ない近隣の子供の面倒をみているミリーや、友達が犯罪に手を染めても、自分はやめさせようとするジェシーのような存在がいるのも事実。肌の色で物事を決めつけるのでなく、人それぞれだと言うことは、遠い国にいる映画の観客だからいえることでしょうが、それにしても解決の糸口はないのかとため息をつきたくなります。

 ただ、あるがままを切り取るため、ミリーにしろニコールにしろ、ジェシーにしろ、背景にそれほど深みがなくなってしまいましたし、特にジェシーの後半での行動がよくわからなかった。さらにラストも賛否両論あるでしょうが、個人的にはもう少し上映時間を長くしてもよかったと思います。
posted by 映画好きパパ at 07:30 | Comment(0) | 2018年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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