2019年02月22日

ノーザン・ソウル

 イギリスの労働者階級の音楽映画って「THIS IS ENGLAND」とか「シング・ストリート」とか好きなジャンルなんだけど、本作は今ひとつ自分に合いませんでした。70年代の英米音楽が好きな人にはいいのかも。

 作品情報 2014年イギリス映画 監督:エレイン・コンスタンティン 出演:エリオット・ジェームズ・ラングリッジ、ジョシュ・ホワイトハウス、アントニア・トーマス 上映時間:117分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:テアトル新宿 2019年劇場鑑賞49本目




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 【ストリート】
 1974年のイギリスの工場町。高校で浮いており、友人もいないジョー(エリオット・ジェームズ・ラングリッジ)は、町のユースクラブでソウルミュージックをかけて踊っていたマット(ジョシュ・ホワイトハウス)と意気投合。いつかはアメリカに渡り、誰もしらないレコードを探すたびに出ようと約束する。

 学校を中退し、工場で働き始めたジョーは、先輩のショーン(ジャック・ゴードン)がロンドンでノーザン・ソウルの世界に詳しく、ライブ会場へも顔パスであることを知り、親しくなる。だが、マットとショーンは互いにしっくりあわなかった。一方、黒人看護師のアンジェラ(アントニア・トーマス)に片思いのジョーは、自分がDJになって彼女にいいところを見せつけようとするが…

 【感想】
 ノーザン・ソウルというのは知らなかったのですけど、公式HPによると、60年代後半から70年代にイギリスで流行したレアなソウルミュージックで会場全体が激しく踊るというクラブシーンのことだそう。ジョーがトップDJ・レイ(ジェイムス・ランス)が流す音楽で、隠していた曲名をあてたことで一目置かれるなど、ノーザン・ソウルならではの特徴がありました。

 ただ、時代がまだ70年代ということもあるのか、あまり下層階級の絶望感、先行きの無さというのが感じられませんでした。ジョーは家族との関係もうまくいっていなかったけど、DJの才能はあるし、現状にくすぶっているわけではありません。また、ショーンやマットもドラッグや女性、踊りと人生を享楽的に生きており、それはそれで完結しているのです。

 これがもっと後年の時代の映画だと、どんなに働いても這い上がれないとか、上流階級の連中に搾取されているとか絶望感を感じるので、そういったほうが僕の好み。まあ、世界的に経済が上向きで、いつかは豊かになれると思えた時代だったからなのでしょうけど。

 ただ、音楽が好きな場合、政治とか社会風景とかいれなくて、ノーザン・ソウルに熱狂した少年の友情、恋愛、そして何よりも劇中に流れる音楽の数々に集中して堪能できるのではないでしょうか。僕はこの年代の音楽にはうといんだけど、当時はやっていたブルース・リーの動きをダンスにいれたり、それぞれが思い思いに踊っているのは楽しそうにみえました。ちゃんと物語に起伏もいれているし、日本で上映を待望する動きがあったのもわかる気がします。
posted by 映画好きパパ at 07:34 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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