2019年04月21日

ビューティフル・ボーイ

 ドラッグに苦しむ青年と、彼を支える家族の実話なんだけど、ドラッグが蔓延しているアメリカならいざしらず、平和な日本の僕から見ると、なんか親子共々甘えてるなという感じ。アメリカでは麻薬使用だけでは刑務所に入れられないのでしょうかね。
 
 作品情報 2018年アメリカ映画 監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン 出演:スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ、モーラ・ティアニー 上映時間:120分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2019年劇場鑑賞104本目




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 【ストーリー】
 作家のデヴィッド・シェフ(スティーヴ・カレル)は、親思いの息子ニック(ティモシー・シャラメ)が自慢だった。優秀な成績で大学に入学したニックだが、いつのまにかドラッグにはまり、生活はめちゃめちゃに。

 デヴィッドは妻のヴィキー(エイミー・ライアン)や、前妻でニックの実母のカレン(モーラ・ティアニー)と相談して、ニックをリハビリ施設にいれることにした。だが、ニックは施設を脱走し、また、ドラッグ漬けの日々に。治療と再発を何度も繰り返すニックに、家族はしだいに疲れ果てて…

 【感想】
 ニック・シェフは現在は薬物中毒を克服して、脚本家として「13の理由」などで活躍しているそうです。本作は彼の実体験をモデルにしています。離婚を乗り越えて、何でも話し合えると思っていた父と子の断絶、義母や幼い異母きょうだいとも仲良しで、成績も優秀だったニックがなぜドラッグにはまったのか。

 最初は軽い気持ちだったのだが、どんどん抜けられなくなります。せっかくリハビリで1年半も麻薬を断ち切ったのに、ちょっとしたきっかけですぐ中毒に舞い戻る。麻薬の恐ろしさが実感されます。それより、大学生が簡単にドラッグにはまるというのは、映画ではおなじみとはいえ、日本よりもはるかに薬物問題が話題になっているアメリカだけあります。

 そんななか、息子の気持ちが分からなくなり、苦しむデヴィッドの気持ちには同情はおきます。けれども、裕福な家庭に育ったニックが、離婚の負い目もあって甘やかされて育てられ、ドラッグをやるようになっても、なかなか厳しい手をうてないのは、デヴィッドにも責任の一端があるとしか思えません。むしろ、幸せな家庭をぶちこわすニックに、幼い子どもを守りつつしっかり向き合ったヴィッキーのほうが、はるかに親らしかった。

 それでも、人間は完全ではないのですから、いつ子どもが道を外すかわかりません。そのとき、どうすればよいのか。映画をみても解決になりませんが、なすすべもないまま苦悩するだけのデヴィッドと、自分でも悪いと思いつつ、また中毒に戻ってしまうニックは、スティーブ・カレルの抑えた演技と、ティモシー・シャラメのなんともカリスマ的な存在がうまくマッチしていて、はまり役。ブコウスキーの詩の朗読や、現在と過去のシーンを交互に短くつなぐ演出もあいまり、ウェルメイドでないけれど、何か心にひっかかるような作品だとはいえました。
posted by 映画好きパパ at 07:12 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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