2019年04月25日

僕たちのラストステージ

 1930年代の人気コンビ、ローレル&ハーディの晩年を描いた伝記映画。落魄したスターと友情というありがちなテーマを真っ正面から撮っているので、喜劇スター真面目だけどちょっと新鮮味に欠けるかな。

  作品情報 2018年イギリス、カナダ、アメリカ映画 監督:ジョン・S・ベアード 出演:スティーヴ・クーガン、ジョン・C・ライリー、ニナ・アリアンダ 上映時間:98分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2019年劇場鑑賞108本目




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 【ストーリー】
 1930年代にはハリウッド随一の喜劇スターだったスタン・ローレル(スティーヴ・クーガン)とオリバー・ハーディ(ジョン・C・ライリー)のコンビ。だが、ギャラをめぐって映画会社社長のハル(ダニー・ヒューストン)とトラブルを起こし、独立騒動となったこともあり、1950年代には落ち目となっていた。

 1953年、2人はロンドンの映画会社に新作映画の制作を売りこむために、イギリスでの劇場公演ツアーを開催。だが、客から「もう引退したのでは?」と聞かれるほど過去の人になっており、客入りはさんざんだった。それでも映画の夢をあきらめきれない2人は…

 【感想】

 チビでやせっぽちのスタンが、デブのハーディに突っ込みを入れるスタイルで、唄やダンスもたっぷりのコメディアン。しかし、独立騒動だけでなく、テレビの台頭もあり、人気は急速に落ち込みます。僕自身名前しか知らない存在でした。それでも、芸のきれはおとろえず、数少ない観客はみんな満足してます。それでも忘れられてしまうと言うのは、いかにスターの座を守ることがむずかしいことか。劇中、「show must go on」という台詞がでますが、忘れられても芸能界にしがみつく、一種の魔力があるのでしょうね。

 2人は私生活でも親友で、プロデューサーなどとの交渉ごとはスタンの役割。脚本もスタンが書きます。ハーディはそれに納得していましたが彼の妻のイーダ(ニナ・アリアンダ)は不満でした。一方、酒や競馬にカネを湯水のごとく使うハーディに、スタンの妻ルシール(シャーリー・ヘンダーソン)は良い顔をしません。夫同士が仲良しなのに、妻同士は険悪な雰囲気でした。

 この2組の関係が、映画のアクセントになります。仲良しだったローレルとハーディが大げんかし、犬猿の仲だったイーダとルシールが実はだれよりも夫と、相手の理解者だったというのは、人生の深みを感じさせられます。まあ、年を取った夫婦とか親友というのはえてしてそういうものなのかもしれません。まさに人生山あり谷ありをうまく描いたとはいえましょう。とはいえ、彼らのギャグがさすがに70年たった今では古めかしいこともあり、アメリカの批評家が絶賛するほど物語には入り込めませんでした。ラストはうまく感動できるようつくっていますが。

 エンディングロールに実際のローレル&ハーディの当時の映像がみられますが、特殊メイクのおかげでそっくりなのは驚きました。妻は似ていなかったので、欧米では有名人の2人だけでもとにかく似せようということなんでしょうかね。
posted by 映画好きパパ at 07:20 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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