2019年05月06日

バースデー・ワンダーランド


 「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」の原恵一監督の新作アニメ。オーソドックスな少女の冒険譚ですが、良くも悪くも心のフックにひっかかるようなところがありませんでした。原監督ならもっとエモーショナルなものかと思ったのに。

 作品情報 2019年日本映画アニメ 監督:原恵一 声の出演:松岡茉優、杏、市村正親 上映時間:115分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 2019年劇場鑑賞119本目 




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 【ストーリー】
 小学生のアカネ(声・-松岡茉優)は、学校で軽いイジメにあっている友人を助けられなかったことで自己嫌悪に陥り、学校をずる休みした。翌日がアカネの誕生日のため、母親のミドリ(麻生久美子)から、古道具屋をしている叔母のチィ(杏)にプレゼントを預けてあるからとりにいくように、といわれる。

 チィの店にいったアカネだが、突然、地下室の引き戸があき、中から古めかしいスーツを着たヒポクラテス(市村正親)という男性と、小人のピポ(東山奈央)がでてきた。驚く2人にヒポクラテスは、自分は滅びゆく異世界から来た錬金術師で、アカネこそが世界を救う女神なのだと告げる。ヒポクラテスの案内で異世界に旅立ったアカネとチィだが…。

 【感想】
 個々のエピソードでは面白いところはあるけれど、全体的にパンチが弱い。異世界の悪役ザン・グ(藤原啓治)とその小さな相棒のドロポ(矢島晶子)のやっている悪事が、今ひとつわかりにくく、世界が滅びる原因が、とてもミニマムであるためでしょうか。世界が滅びるさきがけとして、色が薄れていくというセリフはあるけれど、今ひとつ切迫感がないのですよね。

 また、ヒポクラテスの使う錬金術師の技も今ひとつさえないし、魔法もいくつか出てくるけれど、やはりそれほどのスケール感がなかなかでてきません。冒険も基本的にはロードムービーで、ばったばったと敵を切り倒すわけでもないから、非常におとなしい。まあ、家族で安心してみられるというところはありますけど。

 産業革命から我々の世界とわかれて、低成長の世界になったというシチュエーションで、その世界観はレトロな機械的文明というよくこの手の作品にある世界ですが、やはりどこかでの既視感は否めません。悪くはないんだけどなあ。

 ただ、アカネとチィのキャラクターが魅力的で、松岡、杏という俳優のちょっとぎこちなさが、かえってリアルさをましてくれます。オチもにんまりしました。だから悪くはないんだけどなあ。連休中で他にライバルがあるから客入りは悪いみたいのがちょっともったいないかも。
posted by 映画好きパパ at 08:30 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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