2019年05月17日

ザ・フォーリナー 復讐者

 ジャッキー・チェン扮する初老の男がテロで娘を亡くし、復讐するというベタな展開ですが、コミカルな部分は一切無く、非常にシリアスなストーリーになっています。

  作品情報 2017年イギリス、中国、アメリカ映画 監督:マーティン・キャンベル 出演:ジャッキー・チェン、ピアース・ブロスナン、オーラ・ブラディ 上映時間:105分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2019年劇場鑑賞130本目




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 【ストーリー】
 ロンドンで中華料理屋を営むクァン(ジャッキー・チェン)は高校生の娘ファン(ケイティ・ルング)と2人で暮らしていた。ところがアイルランドの過激派テロに巻き込まれファンが亡くなってしまう。警察の捜査でも犯人がわからず、クァンは単身ベルファストにいき、元過激派出身で今は副首相まで出世したリーアム(ピアース・ブロスナン)に犯人を教えてくれるよう頼む。

 しかし、リーアムに追い払われたクァンは思いがけない手段をとる。実はクァンは若い頃アメリカ軍の特殊部隊におり、戦闘知識を駆使してテロ組織と戦いはじめる。

 【感想】
 ジャッキー・チェンの最近の作品は、シリアスなものとコミカルなものの両方があります。本作は舞台はすべて英国かアイルランドで中国も香港もでてこないし、ひたすらシリアス。戦闘シーンもゲリラ戦のようにブービートラップをしかけて顔中傷だらけになるなど、これまでとまったく違う作風は意外でした。

 また、テロ組織側もだれが犯人かわかっておらず、イギリスとの関係悪化を恐れるリーアム自身も犯人捜しをするという二重の構図になっています。ある意味リーアムも主役であり、組織のなかで年を取って過激派をおさえられず、犯人をみつけないとイギリス政府から糾弾され、それどころかクァンから命を狙われるという後のない状況に。この手の映画は本来だったらヒーローがひたすら悪の手先をやっつけるのが定番ですが、犯人捜しというプロットを付け加えたため、意外な展開がまっていたりします。

 ただ、アイルランド過激派が敵役というのは古いなと思いきや、原作が1992年発行だそうで、さすがに舞台を現代に移すのはちょっと厳しい。かといってイスラムテロ組織やロンリーウルフの組織が相手だとリアル感が出せないだろうし、どうしてこういう映画化をしたのか不思議なところです。ちなみに、アイルランド過激派組織も、IRAではなく字幕では架空の組織になっており、ただでさえイギリスの歴史に疎い僕としては、ますます縁遠く思ってしまいました。

 ジャッキー・チェンはうまいぐらいに枯れたアクション俳優になったと感心しましたが、元007であるピアース・ブロスナンがいかにも過激派幹部らしい貫禄ある姿になっていたのはびっくり。「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」では、イケメンの要素を残していたのでメーキャップでしょうけど、これまたあまりの印象の違いに驚きました。このほかの過激派組織側の俳優は日本ではそれほど知られていない人が多く、だれが真犯人か見抜きにくいキャストになっています。
posted by 映画好きパパ at 07:27 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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