2019年05月19日

ペガサス/飛馳人生

 いろいろな意味で事前の想像を大きく裏切られる作品ですが、ラストにはタイトル通り、思い切りぶっとびました。

 作品情報 2019年中国映画 監督:ハン・ハン 出演:シェン・トン、ホアン・ジンユー、イン・ジョン 上映時間:98分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2019年劇場鑑賞131本目



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 【ストーリー】
 元中国トップのラリーレーサー、チャン・チー(シェン・トン)は幼い息子のために違法レースに出場し、5年間の出場停止処分を受けていた。その間に若き天才レーサー、リン・ジェントン(ホアン・ジンユー)が台頭し、チャンはすっかり過去の人になっていた。

 出場停止処分がとけたチャンだが、不祥事を起こした彼にスポンサーは寄りつかず、レースに出場する自動車調達もままらない。それでもかつての相棒のナビゲーター、ソン・ユーチャン(イン・ジョン)やメカニックのジ・シン(チャン・ベンユー)らが集結し、なんとか中国最高、最難関のレースへの出場を決めたのだが…

 【感想】
 迫力あるレースシーンが堪能できるスポコンものかと思いきや、シェン・トンは中国では有名なコメディアンだそうで、序盤から脱力、ギャグが連発します。さらに、レースシーンにたどりつくまでの長いこと。復帰にいたるあれやこれやが、ひたすら続きます。

 中国映画らしいベタなギャグがこれでもかと続くので、ひたすら濃厚な甘味料を食べさせられているよう。ただ、そのなかでもチャンが不正に手を染めたのは息子の戸籍のためとか、日本以上に拝金主義の金持ちやスポンサーたちの意地悪ぶりとか、社会風刺めいたものがあります。中国の庶民はこうした作品でストレスを解消するのでしょうね。

 また、ラリーが中国でこれほど盛んだというのも知りませんでした。国土が広い分、ラリーの会場はいっぱいできそうですが、チャン・チーの車はVW、シェントンの車はトヨタというところに、これまた中国経済の現状というのがあらわれていそうです。

 それでも、終盤は日本ではかんがえられないような難コースの連続で、ちょっとでも油断したら谷底に転落してしまう難コースが続きます。レースシーンのSFXには目新しいところはなかったものの、さすが中国の大自然というコース設定には息を呑みました。そして、ラストに至るまで、こちらが予想する定番の話を覆していくストーリーテリングも、半分感心、半分呆れつつ、中国の娯楽映画もたいしたものだと実感しました。
posted by 映画好きパパ at 07:19 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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