2019年05月21日

僕に、会いたかった

 島根県を舞台にした映画を撮り続けている錦織良成監督が、前作の「たたら侍」に続いて、EXILEと組んだご当地ムービー。丁寧にとっているのだけど、複数のエピソードを短い時間に詰めようとして、ちょっととっちらかった印象があります。

 作品情報 2019年日本映画 監督:錦織良成 出演:TAKAHIRO、松坂慶子、山口まゆ 上映時間:96分 評価 ★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日比谷 2019年劇場鑑賞133本目




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 【ストーリー】
 島根県・隠岐諸島の漁師・徹(TAKAHIRO)は12年前に漁船が遭難し、記憶喪失になってしまった。トラウマで海に出られなくなり、漁港の雑用をしながら、母親の信子(松坂慶子)とひっそり暮らしていた。 

 島の高校では内地からの留学生を受け入れており、今年もめぐみ(山口まゆ)、愛美(柴田杏花)、雄一(板垣瑞生)の3人がやってきた。徹と信子は島で雄一の親代わりとなる島親を引き受けた。それぞれ悩みを持つ3人の若者とかかわるうちに、徹の止まっていた心もゆっくりと動き出していく。

 【感想】
 徹のメインストーリーに、3人の高校生のサイドストーリーが入るわけですが、3人の話がいい話だけに、さらっと流してしまうのがもったいない。駆け足になってありがちな話に収束してしまう部分もありました。もっと上映時間を長くして、3人のエピソードもじっくりみたかった。

 隠岐諸島は高校を中心に町の再興に成功したモデルケースといえ、映画の内容を離れて興味深くみました。雄大な自然のなか、島の子どもと内地の子どもの異文化の交流、そして、独創的なカリキュラムは注目されています。映画では学校の授業はさらっとしか描かれていませんでしたが、島の美しい風景の数々、美味そうな魚介類、そして、地元の子どもたち(小野花梨、浦上晟周)との、微妙な距離感とやがてそれを崩していく若い友情。こんなところで暮らせたらいいだろうな、と思わせるのに十分でした。

 映画初主演のTAKAHIROも母親役の松坂にサポートされて、温厚だけど心に傷をもった地方の漁師がはまり役に見えました。まあ、善人しか出てこないというのは映画のなかの話だからできすぎですが、それでも徹が昔からみんなに慕われていたことが分かる演出になっています。

 ストーリーもできすぎなところがありますが、全体を包む心地よいまったり感は、やはり隠岐という自然豊かな離島を舞台にしたからといえましょう。都会のせわしない生活に疲れたら、こういうのんびり、まったり、優しさに包まれた作品をみるのもいいかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 05:42 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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