作品情報 2019年アメリカ映画 監督:ガイ・リッチー 出演:メナ・マスード、ナオミ・スコット、ウィル・スミス 上映時間:128分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2019年劇場鑑賞160本目
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【ストーリー】
砂漠の国アグラバーで、相棒の猿アブーとともに自由きままに生きる青年アラジン(メナ・マスード)。生活は貧しくコソドロをしていたが、路上の飢えた子どものためにパンを盗んであげたりするなど、根は優しい青年だった。
ある日、市場でパンを飢えた子どもに与えているのにお金がなくて困っている女性ジャスミン(ナオミ・スコット)を助けたアラジン。実はジャスミンはアグラバーの王女でこっそり城を抜け出していたのだ。城で侍女をしていると偽ったジャスミンに会いに城に潜り込んだアラジンは、野心家の大臣ジャファー(マーワン・ケンザリ)に捕まってしまう。ジャファーは願い事を叶えてくれる魔法のランプを手に入れようとしていて、心が清らかな人を探していたのだ。ランプが隠された洞窟に送り込まれたアラジンは、そこで絶体絶命の危機に陥り、ランプをこすって魔神のジーニー(ウィル・スミス)を呼び出してしまう。
【感想】
アラジンが泥棒で心が清らかという設定で、当初はなんとなく取っつきにくかったのですが、ディズニー映画らしい夢あふれる美術や撮影に物語りの世界にどんどん引き込まれていきました。ジーニーをウィル・スミスがやっているのと、子犬のように懐く魔法の絨毯のおかげで、かなりコメディ色がでており、お気楽にみられたのもよかった。やはりディズニーアニメの実写化までシリアスになってしまうとしんどいですものね。
物語は王道とはいえ予算がかかっていることもあり、洞窟に綴じ込まれたときに地下から吹き上がるマグマですとか、アラジンが魔法の力で王子になったときのとにかくゴージャスな貢ぎ物の数々、そして、美男美女の麗しい恋物語と文句のつけようはありません。ジャスミンが自立した女性というのもハリウッドのコードにあっていますしね。
勧善懲悪の筋書きは安心してみられるし、オチも昔話のようで納得できます。オリエンタルな響きの中、アカデミー歌曲賞を受賞したオリジナルと一緒の主題歌、ホール・ニュー・ワールドのメロディもうっとりとさせます。まさに夢の世界が実写化されたようでした。
主役2人は抜擢といえるフレッシュな顔ぶれ。ナオミ・スコットはパワーレンジャー出身で特撮女優といえばよいのでしょうか。既存のスターでないことをいかした新鮮さがスクリーンを通じて伝わってきました。最近のディズニー実写のなかではお気に入りの一つです。
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