2019年06月17日

海獣の子供

 五十嵐大介のマンガのアニメ化。五十嵐原作の「フォレスト」の時ではそれほど気にならなかった、終盤のエコというか宗教的な部分があいませんでした。

 作品情報 2019年日本映画アニメ 監督:渡辺歩 声の出演:芦田愛菜、石橋陽彩、稲垣吾郎 上映時間:111分 評価★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2019年劇場鑑賞161本目



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 【ストーリー】
 周囲にうまく溶け込めない中学生の琉花(声・芦田愛菜)は夏休みの部活でトラブルを起こし、部活を追放される。落ち込んだ彼女は父親の正明(稲垣吾郎)が勤める水族館へ行く。正明は妻の加奈子(蒼井優)や琉花と別居中だったのだ。

 博物館のスタッフしか入れない水槽で、琉花は不思議な少年、海(石橋陽彩)と出会う。彼は10歳までジュゴンに育てられていたところを兄の空(浦上晟周)とともに保護されていた。海と会ううちに不思議なできごとが次々と起きる、そして、世界中の海の動物が集まる「祭り」が起ころうとしていた。

 【感想】
 せっかくだから夏休みの暑い時期にやればいいのにという気持ちと、新江ノ島水族館そっくりで協力もうけているのになんで実名にしないのかとぼんやり思っていました。それはさておき江の島周辺の湘南海岸がよく再現できていましたし、序盤の周囲に溶け込めず、無理解な親や教師とも心が通じない孤独な少女が、不思議な海獣の子供と出会って成長していくプロットは共感できました。

 海獣に育てられ、人間とは違う不思議な力を持つ兄弟。ごく普通の少女だった琉花は、世の中が不思議なことであふれて、人間がちっぽけな存在であることをしり、同時に成長していきます。今の萌え系の絵とはかけ離れた独特のタッチの絵柄も、心を落ち着かせてくれます。

 しかし、中盤から後半にかけて物語は大きく広がり、神話のような様相をみせていきます。しかし、その根幹をなす海が全宇宙の源であり、命は循環するものという発想が個人的には肌があわないうえ、理性的な解説をせずに、ただ、この世界観についてこいという作風があいませんでした。もちろん、この世界観にマッチした観客はいるでしょうけど、割と客を選ぶ作品ではないでしょうか。

 また、クライマックスのアート的な祭りの様相も、すごいといえばすごいのですが、僕のような人間でも想像できる、エコ、ガイアのイメージに収まっており、それも今ひとつ腹おちしませんでした。声優は芦田をはじめ、俳優が多いのだけど、それがこの世界観にうまくはまっていました。芦田さんは実写だろうが、コメンテイターだろうが何をやってもすごいですね。
posted by 映画好きパパ at 07:37 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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