2019年06月21日

パドマーワト 女神の誕生

 中世インドの叙事詩を、インド映画史上空前の制作費で実写化しました。ただ、バーフバリに比べると、奇想天外度が少なく、おとなしい作りになっています。原作は有名な叙事詩だけにあまり無理はできなかったのでしょうか。

 作品情報 2018年インド映画 監督:サンジャイ・リーラ・バンサーリー 出演:ディーピカー・パードゥコーン、ランヴィール・シン、シャーヒド・カプール 上映時間:164分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル 2019年劇場鑑賞164本目 




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 【ストーリー】
 小国が群雄割拠していた13世紀のインド。インド随一の美女といわれたシンガール王国の王女パドマーワティ(ディーピカー・パードゥコーン)は狩りの最中、王国を訪問していた西部インドの小国、メーワールの王、ラタン・シン(シャーヒド・カプール)に誤って矢をあててしまう。必死に看病するパドマーワティとシンは愛し合うようになり、パドマーワティはメーワールの王妃になる。

 一方、北部インドではイスラム教のアラーウッディーン・ハルジー(ランヴィール・シン)が伯父で義父でもあるジャラールディン(ラザ・ムラッド)を殺害し、ハルジー朝のスルタンの座についた。アラーウッディーンはパドマーワティの美貌の噂を聞き、メーワールを攻める。一度は撃退したシンだったが、アラーウッディーンは謀略を使い…

 【感想】
 上映前に実在の国のことではなく、いかなる宗教、文化をおとしめるものではない旨のナレーションが流れます。登場人物はいずれも実在の人物ですが、メーワールについての資料はほとんどなく、ハルジーがパドマワーティ目当てに戦争を起こしたかは不明だそう。ただ、あきらかにアラーウッディーンが悪役なので、イスラム教徒に配慮してこういうナレーションが流れたのでしょう。

 さて、物語のほうですが、両国の戦闘シーンはさすが膨大な制作費をつかったことあり見応えがあります。そして、シンとアラーウッディーンの一騎打ちは、ワンカットで撮影するなど工夫を凝らしていました。また、パドマーワティの美貌ぶりについても、豪華な当時の衣装もいれて、うっとりするほどです。

 ただ、史実から離れすぎないためか、登場人物は英雄であっても超人ではありません。園分、悪役のアラーウッディーンも含めて、3人の心理というのは現代にも通用する部分はありますし、理解できるところもあるのですが、大ボラのようなことはできなくなってしまいました。インドではヒットしましたけど、熱狂的な大ヒットには至ってないのはそのへんが理由なのかもしれません。

 またインド映画にしては歌や踊りが少なめというのもあるかも。もっとも、アラーウッディーンが配下たちと踊るシーンは、これまでこういうシチュエーションはあまりみなかった(他の映画では主役やヒロインが踊る印象が強い)ため、印象に残りました。それでも160分以上を飽きさせずにみれました。
posted by 映画好きパパ at 07:00 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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