2019年07月11日

COLD WAR あの歌、2つの心

 冷戦に引き裂かれてしまったポーランドの男女の愛の物語。モノクロに音楽家同士の恋愛ということで、雰囲気はそそりますが、特に終盤はモラル的に受け付けませんでした。

 作品情報 2018年ポーランド、イギリス、フランス映画 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ 出演:ヨアンナ・クーリク、トマシュ・コット 上映時88分 評価★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2019年劇場鑑賞191本目



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 【ストーリー】
 1949年のポーランド。民族舞踊団を結成したピアニストのヴィクトル(トマシュ・コットトル)は新人団員のズーラ(ヨアンナ・クーリク)と恋に落ちる。

 だが、当局の監視を受けていることを知ったヴィクトルは西側への亡命を決意。ズーラを誘うが、待ち合わせの場所に彼女は現れなかった。数年後、パリでピアニストをしているヴィクトルのもとに、公演でパリを訪れたズーラが再び現れる。

 【感想】
 全編モノクロというのは、当時の雰囲気をうまくだしているのでしょうか。共産国らしい硬い感じを受けるファッションや雪の多いポーランドは寒々とした印象を与えるのに成功しています。一方で、若さがあふれる団員達による、はちきれんばかりの肉体を使ったダンス。

 最初は民族音楽がメインでしたが、やがて、国威発揚や指導者をたたえる曲を演奏するようになり、民族音楽に関心があったヴィクトルは次第に行き場がなくなります。共産主義国と音楽というのは「芳華」でもありましたが、国民をコントロールするいったんだったのでしょう。それにヴィクトルが耐えられなくなる経緯はわかります。ただ、肝心のなぜ2人が恋におちたか、それも長年にわたる深く激しいものなのかが、わかりません。

 まあ、そういうものだと言われたらそれまでです。ただ、それで周囲の人に迷惑をかけてまで貫くことにどんな価値があるのかと、思ってしまうわけです。特に大人同士ならいいけれど、子供にとってはいい迷惑というか、児童虐待じゃないの、というわけで一気に幻滅してしまいました。

 ともあれ、ヨアンナ・クーリクは美人ですね。前作の夜明けの祈りも第二次大戦直後が舞台だったし、向こうの人から見れば古風な顔立ちの美女ということになるのでしょうか。その彼女が歌うボーランド語の美しい歌曲の数々は見ものです。まあ、モラルとか気にならなければ、カンヌ(監督賞を受賞)好みの大人の作品といえるでしょうね。
posted by 映画好きパパ at 06:53 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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