2019年07月13日

GOZEN-純恋の剣


 東映の仮面ライダーなど特撮出身者がメインに、監督も平成仮面ライダーシリーズの石田秀範ということで、ノリが完全に特撮テイストな時代劇。山田風太郎なんかを今風にマイルドにしたという感じでしょうか。悪くはないのだけど、演劇とコラボしていて、映画だけで完結しないのが難。

 作品情報 2019年日本映画 監督:石田秀範 出演:犬飼貴丈、優希美青、武田航平 上映時91分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2019年劇場鑑賞193本目 



ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
 【ストーリー】
 江戸初期、越前府屋藩主の望月甲斐正(波岡一喜)が謀反を起こすとの噂が立ち、幕府や周辺諸藩は隠密を越前に送り込んだ。公儀隠密の青山凛ノ介(犬飼貴丈)のその一人だった。だが、府屋藩きっての使い手である寺脇甚八郎(武田航平)の手で隠密たちは次々と葬られる。

 やがて、望月は御前試合を行い、優勝者を藩の武術指南役にするとのお触れを出す。隠密をあぶりだすとともに、謀反にそなえ腕の立つものを集めるのが目的だった。青山は祭りの夜に、倒れていた若い女性、八重(優希美青)を助ける。彼女は筆頭家老、神谷(冨家規政)の娘だったが、重い病気で長くは生きられない身だった。一方、謀反の証拠が神谷の屋敷にあることを突き止めた青山は、御前試合の予選が神谷屋敷でやることを利用して、忍び込む。そこで密書を見つけるが、それを八重に目撃されてしまう。しかし、八重と青山は互いに思い合っていたのだった…

 【感想】
 冒頭、御前試合の出場者が仮面ライダーシリーズみたいに白のフードをすっぽりかぶり、一人ずつ紹介されると、横に必殺技がかかれ、ナレーターの立木文彦があおるという、いかにも特撮っぽいスターで、普通の時代劇を想像していくとびっくりしました。ただ、そもそも東映の特撮の源流は時代劇で親和性があり、それこそ山田風太郎やもっと子供向けの仮面の忍者赤影なんていうのが昭和の時代に流行したのだから、令和になっても、こんな時代劇があってもいいのかもしれません。

 ストーリーはこれまたオーソドックスなもの。主人公は隠密という職業柄、普段は昼行灯でだれにも本心を打ち明けませんが、八重と出会い、初めて人を愛することを知ります。そして、任務と愛の狭間で苦しみながら、卑怯な強敵を倒すために死力を尽くします。

 冒頭の登場紹介シーンでこの世界はこんなものと思えば、歴史考証を無視したような話も、まあ、こんなものかで受け入れられますし、必殺技もずば抜けて超人的な技もなく、通常のチャンバラの範囲内。漫画のキャラクターのような登場人物は善人は善人、悪人は悪人とはっきりしており、飽きずにみられました。犬飼と優希の美男美女ぶりもいいですし、主演陣の若手俳優の時代劇していない台詞回しも初々しく感じられます。

 ただ、映画だけではストーリーは完結せず、舞台をみなければなりません。映画版と舞台版では主人公は別の人間で、それぞれのストーリーを掘り下げるということなのですが、舞台の入場券は8900円!。映画の入場料の何倍もします。しかも、東京と大阪の限られた時間しか上演していません。映画版は映画版として一応のまとまりをみせているので、全体の結末をみるために劇場版はちょっと見に行けないというのが正直なところ。キャストを若手イケメン特撮俳優で固めているので、映画ファンや時代劇ファンというより、俳優ファンを狙ったのでしょう。将来、動画配信でやれば観る機会があるかな。
posted by 映画好きパパ at 07:17 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。