作品情報 2017年アメリカ映画 監督:クリストファー・ランドン 出演:ジェシカ・ロース、イズラエル・ブルサード、ルビー・モディーン 上映時96分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2019年劇場鑑賞197本目
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【ストーリー】
誕生日の朝、ビッチで自己中心的な女子大生ツリー(ジェシカ・ロース)は二日酔いで見知らぬ同級生カーター(イズラエル・ブルサード)の部屋で起きた。酒を飲んだ勢いで泊まってしまったらしい。なんとか住んでいるシェアハウスに戻ったあと、授業に出たり、不倫相手の医師グレゴリー(チャールズ・エイトキン)とあっていたりといつも通りの生活をしていた。
ところが帰る途中、暗い夜道でベビーマスクを着けた謎の人物に襲われ、あっけなく死んでしまう。しかし、気がつくと誕生日の朝に戻っていた。用心して暗い夜道を歩かないようにしていたら、今度は誕生日パーディーの会場で殺されてしまう。何度も誕生日の朝に戻ったツリーは、にげるのではなく、犯人を見つけ出そうと決意するのだが。
【感想】
上映時間も短いですが、とにかくテンポが良い。中盤まではさまざまなアイデアを出して生き残ろうとするツリーですが、今度こそ脱出できたと思っても、とにかく神出鬼没の殺人鬼に
あっけなくやられてしまいます。ここらへんの演出がなかなかうまい。
一人ではだめだとカーターを仲間に誘いますが、それもうまくいかない。毎回、元に戻っては一からカーターに説明をするあたりは笑いを誘います。さらに、どうせうまくいかないからと素っ裸でキャンパスを歩いたりと、ツリーのいかれっぷりに笑うしかない。そもそも、犯人を見つけ出そうと思っても、普段、周囲に意地悪で不倫しまくり、男に手を出しまくりで、容疑者がいっぱい。それを殺されるたびに一人ずつシロだと証明していくのは、ミステリーのなかでも異色中の異色でしょう。
しかし、タイムリープしても、殴られたり、刺されたり、銃で撃たれたダメージは蓄積。タイムリープをする回数も制限されそうで、だんだん、必死になっていくところがかわいい。今までのだめっぷりを反省して、いい子になったりとか、さまざまな努力は観ていて応援したくなります。
そういうほろっとする部分をほんの少しまぜながらも、生き残るための大活躍。ちょい役に至るまでキャラがたっていてうまく交通整理ができているし、ホラー畑のクリストファー・ランドン監督は観客の歓ばせ方がわかってますね。エンドロールが始まっても退場しないほうがいいです。なんと続編「ハッピー・デス・デー2U」の予告編が始まるのですから。エンドロール後におまけ映像や予告編を着ける映画はたっぷりありますが、2Uの予告編は本当にツボに入りました。うーん楽しみ。
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