2019年07月30日

チャイルド・プレイ

 1980年代のホラー映画が現代にリブート。悪霊が人形にとりついたオリジナルと違いAIの暴走という今風のテーマになりましたけど、本当にあるかもしれないと思わせてくれます。トイ・ストーリー4と同時期公開なので、同じテーマの裏表を表しているよう。

 作品情報 2019年アメリカ映画 監督:ラース・クレヴバーグ 出演:ガブリエル・ベイトマン、オーブリー・プラザ、マーク・ハミル(声) 上映時間90分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2019年劇場鑑賞217本目



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 【ストーリー】
 最先端のAIとクラウドが搭載された「バディ人形」が発売された。シングルマザーの母(カレン(オーブリー・プラザ)と暮らす孤独な少年アンディ(ガブリエル・ベイトマン)は、カレンからバディをプレゼントされる。チャッキーと名乗ったその人形をアンディは友達としてかわいがった。

 ところがその人形は、ベトナムでの製造時にリストラされた工員がAIの安全装置を壊していた。そうとは知らずにカレンはパート先の大型スーパーから廃棄寸前の人形を持ち帰っていたのだ。やがてチャッキーのAIは暴走し、次々と人を襲い始める。

 【感想】
 冒頭から発展途上国での劣悪な労働で苦しむ工員がでてきて、先進国に送られる最新製品を欠陥製品にするなんて今でも起きていそう。さらにAIの暴走も、クラウドとつながっていることで、これまたあながち夢物語とはいえなさそうです。チャッキーもクラウドを使って人を襲い、自動運転の車を乗っ取ったり、配管を通る水を高熱にさせたりとなかなかの知恵者。悪霊がとりついたというよりも、こういう話のほうが好みです。

 さらに、チャッキーの動機が切ない。親友のアンディに喜んでもらおうと、アンディをいじめる猫や、カレンをもてあそぶ男のショーン(デヴィッド・ルイス)をターゲットにします。また、スプラッター映画を笑いながらみているアンディを観て、ばらばらに切り刻めばアンディが喜ぶとAIが学習してしまいます。実行後、アンディに死骸をみせるどや顔がなんともキモかわいい。もし、アンディが心優しい少年だったら悲劇は起きなかったろうし、AIも幼児もやはり育つ環境が重要ということでしょう。善悪のつかないAIや子どもにホラー映画を見せるのはよくないということがわかります(笑)

 さらに、チャッキーのやったことを隠蔽しようというアンディがまた浅知恵。マンションのダストシュートにプレゼント用の包装でごまかした生首を放り込んだ時には、思わず噴き出してしまいました。まあ、ホラー映画の登場人物に頭が悪いのはお約束ですけどね。

 一方、チャッキーを気持ち悪く思い、同じマンションに友人ができたアンディはチャッキーをクローゼットに閉じ込めてしまいます。それでチャッキーは何とかアンディの関心をひこうとする。まるでトイ・ストーリーではないでしょうか。それでもアンディに捨てられたチャッキーは人間に怒りを向け、暴走します。どうみても、アンディが悪いでしょう(笑)。

 ホラー映画でも殺し方は笑えるし、パロディもいっぱいつまっていて怖さはあまりありません。チャッキーの声がマーク・ハミルということで、アンディが人形を最初「ハン・ソロ」と名づけようとして、あわててチャッキーが止めるシーンとか映画ファンのツボをついてました。チャッキーの歌うバディの歌も妙に耳に残ります。

 オリジナルファンからはいまいちの評判ですが、オリジナルは未見だったので、十分楽しめました。ただ、アンディが正義みたいな描写はやはりアメリカ映画っぽいかも。

posted by 映画好きパパ at 08:07 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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