2019年09月04日

無限ファンデーション

 南沙良、原菜乃華ら次代を担う若手ティーンの女優たちの青春映画なので楽しみにしていきました。青春のえもい感はあったけど、出演者の即興で芝居をするスタイルは微妙な間があったし、見ていて消化しきれなかったのが正直なところ。

 作品情報 2018年日本映画 監督:大崎章 出演:南沙良、西山小雨、原菜乃華 上映時間102分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:新宿KSシネマ 2019年劇場鑑賞259本目



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 【ストーリー】
 群馬の高校1年生の未来(南沙良)は内気で友人もいなかった。ファッションデザイナー志望の彼女は、夏休みの補習中ノートに衣装のスケッチをしていたところ、演劇部のナノカ(原菜乃華)に見つかり、コンクールにむけて演劇部の衣装担当になるよう頼まれる。

 帰り道、人気のないリサイクル工場からウクレレと女の子の歌声が聞こえた未来は様子をのぞいてみる。すると、小雨(西山小雨)という少女が一人でウクレレを弾きながら歌っていた。それがきっかけで小雨に悩み事を話すようになった未来。夏休みにさまざまなできごとが起きていく。

 【感想】
 シンガーソングライターである西山小雨の曲「未来へ」をベースにして、台本はあらすじしかなく、台詞はすべて即興で演じられました。そのため、大人の作った筋道たった台詞でなく、女子高生のナマの言葉(南、原は現役の女子高生)で、血の通った台詞となっています。言葉に詰まったり、感情が爆発したときに、自分の言葉でしゃべるというのはよりリアルさを追求したのでしょう。カメラワークもセミがでてきたりとか、結構工夫してます。 

 ただ、その分、劇映画ともノンフィクションとも違うなんとも言えない間が生じてしまい、一部でこちらの見ているペースと齟齬がでたりしました。まあ、このへんは好みなんでしょうし、僕も悪くはないと思いますが、手放しで絶賛というわけにはいかないです。それでも、いま、高校生活を切り取るためには妥当な手法なのかもしれません。ただし、即興劇と考えると、未来の母親役のベテラン女優である片岡礼子と、素がそのまま出た感じの南の間もなんともいえませんでした。

 ストーリーは思春期の悩みというか、将来、友情、学校、親子などがよく描けており、特に母親や、担任で演劇部顧問役(嶺豪一)がうまくはまっており、未来に対して暖かく包み込むように接しているのが印象的でした。わりとこの手の映画では大人が冷たかったり、壁だったりするので、未来は恵まれているといえましょう。ただし、即興劇と考えると、ベテラン女優である片岡と、素がそのまま出た感じの南の間もなんともいえませんでした。友人関係、特に女子高生同士というのは、即興劇の効果もあり、観客にうまく着地できたかと。エンドロール後のワンカットも良かったです。

 「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で話題をさらった南は、ときおり水原希子を想起させるような表情がたまらなくうまかったですけど、「3月のライオン」で有村架純の子供時代をやっていた原菜乃華が後半は見せ場をつくったこともあり、うまく盛り上がりました。不思議ちゃんを演じた西山小雨も独特の雰囲気がありましたし、小野花梨ら他の演劇部員役の役者も含めて、若手のみずみずしい場面はエモい気分にさせてくれました。
posted by 映画好きパパ at 07:00 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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