2019年10月03日

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

 タランティーノ監督の70年前後のハリウッドへ偏愛がつまった作品。当時のテレビシリーズを知っていれば、もっと楽しめたのだろうけど、相変わらずのタラ節に満足しました。

 作品情報 2019年アメリカ映画 監督:クエンティン・タランティーノ 出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー 上映時間161分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2019年劇場鑑賞291本目  



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 【ストーリー】
 1969年のハリウッド。かつてはテレビの西部劇で人気を集めたリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、落ち目気味。親友のスタントマンのクリフ・ブース(ブラッド・ピット)が、公私ともに彼を支えていた。

 豪邸に住むダルトンの隣に映画監督のロマン・ポランスキーと新妻の女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)が引っ越してきた。しかし、互いに広大な敷地同士で、顔を合わせる機会はなかなかない。ある日、クリフは町でヒッチハイクをしていたヒッピーの少女、プッシーキャット(マーガレット・クアリー)を拾い、ヒッピーのコミューンに送り届けるのだが…

 【感想】
 饒舌、濃厚、それでいて、リックとクリス、シャロン・テートが重なりそうで重ならないすかしぶり、さらに過剰までの暴力と、タランティーノらしい作風でお腹いっぱいの作品です。シャロン・テート事件については知識がほとんどないけれど、やはりハリウッドの人にとっては今なお衝撃なのでしょう。特にタランティーノのような偏愛の映画狂にとっては。

 リックの落ちぶれ具合というのは、先日みた、ラスト・ムービースターのバート・レイノルズと重なるところがあります。テレビでもゲスト役しかこず、イタリアのマカロニウェスタンに出演というのは、レイノルズとクリント・イーストウッドをあわせたよう。なお、レイノルズにも牧場主役でオファーが来ていたのが亡くなったため、友人のブルース・ダーンにこうたいしたそう。そこらへんもタランティーノらしいのですが、アクションスターのリックにたっぷり演技論を語らせた上、子役のトルディ(ジュリア・バターズ)と交わす演技論は、人生論にもなっており、タランティーノの哲学のようです。

 一方、リックも普段は静かながら内心、激しい暴力を秘めた男というのでブラピにぴったり。彼の過去もそうですが、ヒッピーから嫌がらせをうけたときの暴れ具合や、ブルース・リー(マイク・モー)をいとも簡単に投げ飛ばすなど、向かうところ敵無しといった感じ。クライマックスも愛犬を交えて無双ぶりを発揮します。

 そして、もう一人の主役のシャロンは、若手の売り出し女優で好感をもてる作りになっています。自分が主演の映画をみにこっそり映画館にいって記念写真をとったり、アクション映画のためブルース・リーと格闘の練習をしたり。そんなふうに彼女をとっているのも、この映画の魅力です。

 何よりも半世紀前のハリウッドに集まる人たちの熱さ。ファッションなどは時代にはまっていますし、何をするかわからないヒッピー、マンソンファミリーというのも当時の雰囲気を現代のスクリーンに蘇らせています。プッシーキャットが脇毛ぼうぼうというのも、まさに当時のコミューンならではというのが伝わってきます。

 161分という長い映画ですが、最後までどう転ぶのかわからず、緩急もうまくつけたうえに、ひたすら饒舌で飽きることがありませんでした。
posted by 映画好きパパ at 10:20 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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